ソラコム、「LoRaWAN」のゲートウェイを共有する新サービスモデルを提供開始

2017年2月8日 18時12分更新


 ソラコムは2月7日、IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」が提供する「SORACOM Air for LoRaWAN」において、ソラコムが所有するLoRaゲートウェイをユーザーにサービスとして提供する「共有サービスモデル」を開始したことを発表した。LoRa ゲートウェイの発注は2月7日から可能となり、3月より順次発送する予定。
 
 同日、ソラコムはIoT 通信プラットフォーム「SORACOM」のユーザーコンソールとサービスを含むプラットフォームがLoRaWAN 対応したことを発表した。これにより、ユーザーは自ら LoRa ゲートウェイを購入・設置し、プライベートネットワークを構築することが可能となる(参照:「SORACOMが省電力広域通信技術「LoRaWAN」 に正式対応、対応機器を販売開始」)。ソラコムでは、これをLoRaゲートウェイの「所有モデル」と定義する。
 「所有モデル」は、ユーザー自身が、プライベートネットワークを構築・自営し、必要に応じてゲートウェイを自由に移動できるメリットがある。一方で、自らがゲートウェイを購入して設置・運用することは、少数の LoRa デバイスで試作や検証をスタートしたい企業、個人開発者にとって導入のハードルが高い。
 
 そこで、ソラコムは、 LoRaWAN の導入を容易にする環境を整えるため「共有サービスモデル」を開始することを発表した。「共有サービスモデル」では、ソラコムが所有し、誰もが利用することのできる共有ゲートウェイを提供することで、契約者自身が共有ゲートウェイを安価に利用できる。
 
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 この共有ゲートウェイは、他のユーザーも利用できるように設定されており、共有ゲートウェイの設置スポット周辺では、LoRa ゲートウェイを所有することなく、LoRaデバイスを利用できるモデルとなっている。共有ゲートウェイの設置スポット情報は、ソラコムサイト内の「SORACOM LoRa Space」で公開される。公開は2月下旬を予定しており、今後機能拡張も予定されている。
 
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<2017年2月7日時点での設置場所(予定)>
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 「SORACOM Air for LoRaWAN」の料金体系は、初期費用と月額利用料金に分かれている。初期費用は、所有モデルが69,800円/1台(購入費用)、共有サービスモデルが24,800円/1台(登録費用)。また、月額利用料金は、所有モデルがゲートウェイ1台あたり月額39,800円(同一オペレーターの場合は2台目以降ゲートウェイ1台あたり月額29,800円)、共有サービスモデルはゲートウェイ1台あたり月額9,800円となっている。
 なお、月額利用料金には、ゲートウェイのセルラー通信料(全額)、「SORACOM Air for LoRaWAN」 利用料(全額)、「SORACOM 」アプリケーションサービス利用料(一定回数分 )、SORACOM Beam / Funnel / Harvestが含まれる。
 
 この取り組みの開始に伴い、ソラコムは、企業や団体の協力を得て、まず全国の数ヵ所に「共有ゲートウェイ」を設置する。今後「共有」された LoRa ゲートウェイが増えることで、LoRaWAN 利用可能エリアの拡充を見込んでいる。
 将来的に、共有サービスモデルを利用するユーザーが増えるにつれて、全国に共有ゲートウェイが設置され、その設置スポットが公開されていくことで、LPWA のシェアリングエコノミーの実現を目指すとしている。
 
 
 

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