格安SIMカードの認知度は27.4%、利用率は4.8%に留まる

2014年7月7日 11時34分更新


・格安SIMカードの認知度は27.4%、利用率は4.8%
・格安SIMを利用しない理由は、「通信量の制限」と「新たな端末が必要」がトップ2

 
 
 株式会社インプレスビジネスメディアは、MVNO(仮想移動体通信事業者)の格安SIMカードに関する調査を実施した。

 格安SIMカードの認知度については「よく知っている/人に説明できる」が7.7%、「だいたい知っている」が19.7%となり、両者を合わせた認知度は 22.8%となった。一方、利用状況については、4.8%が「現在利用している」と回答し、 1.4%が「過去に利用したことがある」と回答するなど格安SIMの利用者はまだ限定的。

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 なお利用端末については「スマートフォン(Android)」が 49.3%と約半数で、以下「タブレット(Android)」、「iPhone」、「モバイルWi-Fiルーター」と続いた。

 一方で「検討したが利用していない」理由については、「通信量の制限がある」が28.2%で最も高く、「利用できる端末を新たに入手する必要だった」が28.2%、「携帯電話会社との契約が残っている」が25.6%と僅差で続いた、

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 スマートフォンなどのモバイル機器のデータ通信料金を節約できるとして注目が集まっているMVNOの格安SIMカード。一部のユーザーはうまく利用しているが、料金は魅力でもSIMフリー端末が必要になるなど、利用の普及にあたっては、まだまだ障壁がありそうだ。

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