スマホ決済の利用状況は2割程度、利用意向は約半数―KDDI調査

2017年7月4日 12時56分更新


 KDDIは、「スマホ決済 利用意向調査」を実施し、調査結果を発表した。
 調査はウェブ上で、2017年6月16日から6月19日までの間実施された。10代から50代のスマートフォン所有者を対象とし、2,060のサンプル数を獲得した。
 
 
■2割がスマホ決済を利用。「会計がスムーズ」「ポイント付与」に高い満足度が見える
スマホ決済は、「20.1%」のユーザーが利用していることがわかった。利用年代としては、30代の利用が高い結果となった。
利用理由は、「会計がスムーズだから」(23.4%) が最も高く、「ポイントが付くから」(22.2%)「財布を持たなくて済むから」(15.0%) と続いた。また、今後も継続してスマホ決済を利用したいか聞いたところ、「91.3%」が継続利用したいと答えており、スマホ決済への満足度が高いことがわかった。
 
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■スマホ決済の利用意向は約半数。特に「10代」では53.8%と高い結果に
「42.5%」が将来的にスマホ決済を使うと回答した。年代別では、「10代」(53.8%) が最も高く、続いて「20代」(42.2%) と若年層がスマホ決済に積極的であることがわかった。
 
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■スマホ決済の利用場所は、コンビニや交通機関の日常使いのほか、「映画館」(32.4%) や「観光地」(24.4%)「お祭り」(20.8%)「音楽フェス」(19.3%) など、10~20代ではアクティブシーンでの利用が目立つ
10代では、「ライブ・コンサート会場」(27.0%)、「フリーマーケット」(25.4%)、20代では、「音楽フェス」(27.1%)、「観光地」(25.9%) など、アクティブシーンでの利用に利便性を感じている。
一方、40~50代はアクティブな項目よりも「百貨店・デパート」や「家電量販店」など日常のシーンで主に使っていることがわかった。
 
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■意向理由は10~20代「会計がスムーズ」「財布不要」に対し、40~50代は「ポイント付与」目的
スマホ決済の利用意向理由としては、10~20代が「会計がスムーズ」(10代: 50.0%/20代: 52.9%)、「財布を持たずに済む」(10代: 49.5%/20代: 41.3%) を多くのユーザーが回答した。
一方、40~50代は「ポイントが付くから」(40代: 56.2%/50代: 50.8%) が主な理由となっており、年代ごとに目的が違うことがわかった。
 
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■現在スマホ決済を利用していない理由は、「セキュリティが不安」(38.8%)「スマホの紛失・故障」(34.7%)。一方、10代では「クレジットカードを持っていないから」(28.1%) が多い結果に
現在スマホ決済を利用していない理由は、「セキュリティが不安」(38.8%) や「スマホの紛失・故障」(34.7%) が多く、「悪用される」(25.0%) や「登録が面倒」(23.0%)、「操作方法がわからないから」(15.1%) も上位にあがった。
世代別では、10代は「クレジットカードを持っていないから」(28.1%) が多く、「利用したいけど利用できない」ことが浮き彫りとなった。
 
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