東芝テック、個人情報保護機能を搭載した電子レシートシステムでの実証実験を実施

2017年2月2日 11時43分更新


 東芝テックは、経済産業省からの委託事業として、トライアルカンパニーのメガセンタートライアル新宮店において、3月1日から3月12日までの間、個人情報保護機能を搭載した電子レシートシステムの実証実験を実施する。個人情報保護機能を搭載した電子レシートシステムの実証実験は世界初の試みとなる。
 
 実証実験では、東芝テックが運営する電子レシートシステム「スマートレシート」をベースに、国際標準仕様の電子レシートフォーマットに対応し、消費者自身の個人情報を保護(マスク処理)できる仕組みとしてKDDI総合研究所が提供する「PPM(プライバシーポリシーマネージャー)」を搭載した電子レシートシステムを使用する。
 
 「スマートレシート」は、通常は紙として提供される買い上げ商品の明細レシートを電子化し、買い物をした消費者が自分のスマートフォンでレシート内容を確認することができる。消費者は、スマートフォンで購買履歴を確認できるほか、買い物に応じてポイントやレシピなどの付加価値情報を得ることができる。
 また、「PPM」は、消費者自身が定めたポリシーに応じて、個人情報の流通制御やマスク処理、利用同意支援、提供状況の可視化機能などを提供する仕組み。今回の実証実験では、個人情報やレシート情報のマスク処理機能、提供状況の可視化機能、わかりやすい利用規約を提供する。
 
 今後、IoTの推進によりビッグデータを活用した社会の到来が見込まれる一方で、個人情報の保護という観点で一層の配慮が必要とされる。今回の実証実験では、データを提供する消費者自らが個人情報を保護する仕組みを構築するとともに、データの提供を受けた事業者側は個人情報の利用について明確に提供者の了解を得るといった、「個人を起点とした購買情報のデータ活用に関する事業」を運用する上での課題整理を目的としている。

20170201-1
 
 
 

関連カテゴリー