ワイヤレスジャパン2018基調講演、ドコモ吉澤社長「5Gをローンチする時はサービスとビジネスを一緒に」

2018年5月25日 14時07分更新

 NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏が23日、東京ビッグサイトで開催されている「ワイヤレスジャパン 2018/ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2018」の基調講演に登壇し、『5Gでより豊かな未来を』と題してプレゼンテーションを行った。
 
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 ドコモの事業は時代とともに変化してきているが、2017年度からの中期経営計画では、6つの宣言を「beyond宣言」として集約。そのうちの1つに「5Gで共に革新する 産業創出宣言」がある。
 吉澤社長は、「5Gは様々な産業に影響を与える。今後はパートナーとサービスを協創することで新たなビジネスを作り出していく」と述べ、ドコモが5Gのプロモーションで使用しているロゴを紹介。「『JAPAN 2020』の文字は、商用化を2020年にやりましょうという我々の意志の現れ。場合によってはそれより少し前にプレサービスのようなものをエリア限定で実施することも考えている」として、今後の取り組みに意欲を見せた。
 
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 続いて、「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」という5Gの特徴を生かしたドコモの最新の事例の説明へ。まずは、時速300kmで走る自動車での超高速データ伝送・通信中ハンドオーバ・4K映像ライブ中継に成功したという実験の成果を紹介。新幹線などの高速移動での利用も視野に入れている。
 ウィンドサーフィンW杯の競技映像をパブリックビューイング会場で放映することに成功した事例では、船のカメラやドローンで撮影した4Kの競技映像をライブ配信することに成功したという。
 
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 ドコモは、サービスを提供するにあたり、外部パートナーとの協創を重視している。吉澤社長は、「3Gや4Gを世の中に出したときには『そんな速い速度を出して誰が使うのか』とよく言われた。そうではなくて、ストリーミングやSNSのアップリンク、映像配信のサービスが普及したのはLTEがあったからで、サービスがやっと追い付いてきた」と述べ、5Gをローンチする時は、ネットワークだけではなく、サービスとビジネスを一緒にしてスタートするという見通しを語った。
 
 2018年2月に発足した「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」には、すでに1300を超える企業・団体が参加を表明。昨年開始した一般ユーザーが5Gサービスを体感できる「5Gトライアルサイト」でも、新サービス創出に向け15社との協業を推進しているという。
 
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 同イベント内では、5G関連の様々なデモを実施している。吉澤社長は最後に、「5Gでできる内容をたくさん展示しているので、ビジネスにつながるヒントをぜひ見つけてほしい」と述べ、講演を締めくくった。
 
 
 

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