凸版印刷とNTTドコモが『IoA仮想テレポーテーション』を展示イベントで公開、臨場感あふれる遠隔体験ソリューションを実現

2017年11月6日 13時42分更新


 凸版印刷株式会社と株式会社NTTドコモは、遠隔観光体験、スポーツ観戦・コンサート鑑賞、遠隔就労などの用途を想定した『IoA仮想テレポーテーション』のプロトタイプ実証実験(図1)をNTTドコモが開催する展示イベント「見えてきた、“ちょっと先”の未来~5Gが創る未来のライフスタイル~」公開する。

 IoA仮想テレポーテーションは、凸版印刷が国立大学法人東京大学大学院情報学環暦本研究室とのIoA共同研究の成果をもとに、2020年の実用化を予定している、NTTドコモの第5世代移動通信方式の検証環境である5Gトライアルサイト向けに開発したプロトタイプで、IoA仮想テレポーテーションによって、例えば高齢者や身体の不自由な方に、家にいながら旅行先にいる家族と一緒に遠隔観光を楽しむといった新たな体験を提供することができるようになる。

ドコモIoA

 凸版印刷と東京大学暦本研究室は2016年7月よりIoAの共同研究を開始し、スポーツイベントや博物館・美術館、工場などに配置したテレプレゼンス・ロボットを遠隔にいる見学者や誘導者が操縦して実際に現地にいるかのような体験や見学ができる、遠隔体験ソリューションの実現をめざしているとのこと。

■『IoA仮想テレポーテーション』の技術的特長
 以下3つの特長を組み合わせ、臨場感あふれる遠隔体験を実現。
①遠隔地の分身ロボットに乗り移り、その場所に自分が存在するかのよう自由に移動
②分身ロボットのディスプレイに自分の身体が投影され、対面者へ自分の存在を強調
③5Gネットワークにより、高精細かつシームレスな新臨場体験の享受

■実証実験概要
 分身ロボット(4K360カメラ搭載遠隔操縦ロボット)、WebRTC、大型伝送ルーム等の要素技術で構成されている。ロボットに取り付けられた360度カメラが周辺の空間情報を収集し、WebRTC技術によりネットワーク経由で会場内に設置した伝送ルームのスクリーンに送られ、ロボット視点の空間情報がリアルタイムに再現される。また、伝送ルーム内の人物をロボットに搭載されたディスプレイに表示することで、伝送ルーム内の人物を仮想的にテレポーテーションさせる。ロボットのいる場所と伝送ルームとの間で双方向のリアルタイムコミュニケーションを行うことができ、5Gネットワークにより高精細かつシームレスな新臨場体験を来場者へ提供する。

ドコモIoA2

《遠隔体験ソリューション》
・消費者のライフスタイル、障害などの身体的制約に合わせた新たな現場体験機会の創出
・企業にとって新たな顧客獲得機会の創出や企業設備の有効活用を促進例)
 遠隔観光体験、スポーツ観戦・コンサート鑑賞、住設、自動車メーカーなどの企業ショールームの遠隔体、
 ブライダル等の冠婚葬祭時の遠隔参加

《遠隔就労ソリューション》
・働き方改革、ワークライフバランス、長時間通勤、残業問題、共働き共育て社会、家事と仕事の両立、
 介護生活などの社会課題解決
・企業の熟練労働力による遠隔接客作業支援や、能力保有者の集約による経営効率化
 例) 無人店舗ソリューション、多言語翻訳派遣ソリューション

《遠隔教育ソリューション》
・児童、生徒に向けの遠隔型校外学習。入場が制限された環境での新たな学習機会の創出
・学校にとって、より実践的で付加価値の高い教育環境の選択肢を提供
 例) 博物館・美術館、メーカー工場などの遠隔見学
 
 
 
 
 
 
  

 
 

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