KDDIは12月12日より、新たにVoLTEに対応した宅内用小型基地局「au フェムトセル(VoLTE)」の提供を開始する。従来からもKDDIは携帯電話基地局からの電波が届きにくい場所向けに「auフェムトセル」を提供してきたが、新たに発売された2014冬モデルから3G通信に対応しなくなるため、4G LTEネットワークを活用した次世代音声通話サービス「au VoLTE」に対応した新型フェムトセルを開発。この新型フェムトセル、「au フェムトセル(VoLTE)」により、au VoLTE対応のスマートフォンユーザーでも通話ができるようになっている。
「auフェムトセル」はひと部屋程度の小さな範囲のau携帯電話の通話エリアを形成する小型基地局であり、使用するには固定回線と接続する必要がある。注意点としては、「auひかり」またはKDDIが指定する固定通信回線の利用が条件となっている点だ。利用するにはauホームページやスマートフォンアプリの「電波サポート24」に登録するか、auお客さまセンターまたはauショップにて申告する必要がある。その後宅内の電波環境調査が行われた後、「auフェムトセル」の設置が可能と判断された場合に申し込み可能となる。