ドコモとDeNAが共同実証実験、自動運転車両の遠隔管制で5G活用へ

2016年11月14日 14時11分更新


 NTTドコモとディー・エヌ・エー(DeNA)は、自動運転車両の遠隔管制における第5世代移動通信方式(5G)の活用に向け、実証実験を共同で進めることに合意した。
 本取り組みは、運転手のいない自動運転車両の遠隔管制を目的に、遠隔地にいるオペレータと自動運転車両の間を超高速・大容量通信、低遅延、超多数の端末接続を特徴とする5G無線技術でつなぐ実証実験を実施するもの。
 
 まずは、走行中の自動運転車両周辺の高精細映像を自動運転車両に設置したカメラを通じて取得し、5G無線技術を用いて伝送する実験を開始する。
 
 これまでドコモは、LTEや5Gを活用し、自動車とあらゆるモノをつなげる通信について研究・開発を推進してきた。また、DeNAは様々な領域でインターネットビジネスに挑戦してきた強みを活かし、自動運転技術や最先端のインフラなどを組み合わせ、「モビリティサービスプロバイダー」としてエンドユーザーにサービスを届ける事業に取り組む。
 
 今後は、5G無線技術におけるドコモのノウハウと、自動運転技術を活用したモビリティーサービスの設計におけるDeNAのノウハウを組み合わせ、遠隔地からの自動運転車両の監視や乗客へのサポートなどについて5Gを用いて実現することにより、運転手のいない自動運転の実現を目指す。
 
 
<5Gによる映像伝送のイメージ>
11_00-3
 
 
 

関連カテゴリー