IoT向け通信方式「Cat-M1」の早期展開へ、AT&T、KDDI、NTTドコモなど9社が合意

2017年2月28日 13時37分更新


 AT&T、KDDI、KPN、NTTドコモ、Orange、Telefonica、Telstra、TELUS、Verizon Wirelessの9社は、バルセロナMobile World Congressにおいて、IoT向け通信方式である「Cat-M1」を早期に世界中に展開していくことで合意した。
 
 「Cat-M1」は、省電力かつ広域なエリアカバレッジを実現するIoT向け通信技術であるLPWA技術の1つで、3GPPリリース13に基づくLTE標準規格である。展開を容易にする機能を有するため、提供開始されると、既存の4G LTEネットワークエリアで同技術が利用可能となる。
 「Cat-M1」とその発展技術により、スマートメータ、貨物等の追跡監視、自動販売機、アラームシステム、自動車車両、重機、ヘルスケア機器、石油やガスのモニタリングとコントロール、農業やウェアラブル端末等のIoTデバイスを、セキュア且つ大量に接続することができる。
 
 各社は、法人・個人両方のユーザーを対象に、追跡機器やウェアラブル端末等のIoTサービスを世界中で利用できるよう、「Cat-M1」とその発展技術の国際ローミングや標準化仕様の早期対応を推進していくとしている。
 
 
 

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