KDDI、北海道地震に伴い日本初の「船舶型基地局」を運用 

2018年9月10日 11時15分更新


 KDDIは、被災地における通信設備への電力供給が不透明である状況をふまえ、KDDIグループが所有する海底ケーブル敷設船「KDDIオーシャンリンク」を日高沖に停船させ、日本で初めて船舶型基地局の運用を開始した。
 
 同社では、2011年の東日本大震災において、道路の寸断や光ケーブルの切断により陸路からの基地局復旧に困難を要した経験から、海側からエリア復旧が可能な沿岸地域を船舶に搭載する基地局によって通信を復旧すべく、関連機関の協力のもとで実証試験や訓練を実施し備えていた。
 
 船舶型基地局の運用により、地震の影響で陸上基地局が十分機能していない周辺地域においても、auの携帯電話サービスが利用できるとともに、被災地域へ向けた飲料水・非常食等の救援物資を搭載・運搬する。
 
 
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