楽天モバイルとNEDO、AIを用いた5Gスライスオーケストレーションの高度化に成功

2022年10月28日 11時25分更新


 楽天モバイルと国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は、Stand Alone(SA)方式5Gモバイルネットワーク(以下「5G SA」)において、通信を行う二者間(エンドツーエンド)でネットワークスライスを自律的・自動的に運用する「ネットワークスライシングオーケストレーション技術」と、人工知能(AI)をオーケストレーターに組み合わせて5Gネットワーク運用を高度化する「AIを用いた5Gスライスオーケストレーション高度化技術」の新たな開発に成功したと発表した。
 NEDOはポスト5G情報通信システムの開発・製造基盤強化を目指して「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に取り組んでいる。その一環で楽天モバイルと共に新たに開発したこれらの技術を導入したモバイルネットワークでは、ネットワークスライスの構築から運用までの自動化率77.5%を達成した。従来は人の手を介して運用管理する必要があったが、自動的な運用管理を可能とすることで、日々のネットワーク構成の変更や、サービスの追加など、膨大な作業数の削減につながり、コスト削減と品質の向上が期待できるとのことだ。

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