楽天モバイルとNEDO、完全仮想化5G SA無線アクセス装置の構築・各種実証に成功
2023年8月3日 10時59分更新
楽天モバイルと国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、NEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の一環で楽天モバイルは、汎用ハードウエアとクラウド技術を用いた完全仮想化「Stand Alone(SA)方式5Gモバイルネットワーク(5G SA)」無線アクセス装置を構築し、商用化に向けた各種研究を完了したと発表した。
同事業では、仮想化技術を用いて5G SA、RANネットワークスライシングの実装、各種機能拡張と性能向上を行い、専用のハードウエアおよびソフトウエアを必要とする従来型のモバイルネットワークと比較して、設備投資(CAPEX)・運用コスト(OPEX)を30%以上削減した。これにより汎用ハードウエアを用いた、経済性の高い5G SAの普及が大きく加速されるとのことだ。