JAL、Wi2との提携で訪日外国人向け無料Wi-Fiサービス提供開始

2014年12月8日 10時00分更新


 12月3日、日本航空(JAL)とワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)は訪日外国人向けに公衆無線LANサービスを無料で提供すると発表した。対象となるのは海外発日本行きのJAL国際線航空券を購入したユーザー。JAL海外地区ホームページにて手続きを行うとIDとパスワードが発行され、Wi2が提供する公衆無線LANサービス「Wi2 300ワンタイムプラン」が1週間無料で利用できるようになる。

 Wi2は全国の公共交通機関、飲食店など20万ヶ所以上でWi-Fiアクセスポイントを設置しており、訪日外国人にとっては利便性が大いに向上しそうだ。サービス開始は英語サイトが12月2日からで、英語以外の外国語サイト(10言語)でも準備ができ次第、順次展開する予定だという。
 なお日本の航空会社が公衆無線LAN事業者と提携して、全国規模の公衆無線LANサービスを無料で提供するのは国内では初めての取り組みになる。

JAL海外地区ホームページTOPのJAL free Wi-Fiバナーをクリックすると、取得方法の説明画面が表示され、画面の案内に従って操作ることで、IDとパスワードを取得できるようになっている。

JAL海外地区ホームページTOPのJAL free Wi-Fiバナーをクリックすると、取得方法の説明画面が表示され、画面の案内に従って操作ることで、IDとパスワードを取得できるようになっている。

 2020年のオリンピックに向けて、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービスや、SIMカードの販売が続々と始まっている。
参考:JR西日本、特急「はるか」車内にて訪日外国人向け無料Wi-Fiサービスを12月1日よりスタート
   都営地下鉄と東京メトロの143駅でフリーWi-Fi提供開始へ
 サービスの提供は勿論だが、観光案内や空港等で周知を徹底し、サービスの認知を広める動きも併せて行なってもらいたい。

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