飛行機内での電子機器使用の緩和スタート

2014年9月1日 14時55分更新


 9月1日より国内線機内における電子機器の使用制限が緩和された。これまで離陸中や着陸後などデジタルカメラや音楽プレーヤーは使用できなかったが、その制限が解除され常時使用できるようになる。またスマートフォンやパソコンにおいても、電波を発しない「機内モード」であれば使用できるようになった。

 基本的に電波を発して機外と無線通信を行う状態にあるものが使用を禁止されるので、BluetoothヘッドホンやWiFi接続のゲーム機など、機内にある機器同士で通信するものは常時使用できる。さらにWiFiサービスがある機体ならばインターネットも楽しめるようになる。なお一部の古い機体など、この緩和が適用されない機体もあるので各航空会社で確認が必要だ。

 この緩和によって「JAL SKY Wi-Fi」や「ANA Wi-Fiサービス」のような飛行機内のWiFiサービスは国内線でも今後一層人気が出てくるだろう。しかし少ない時間や通信料で金額が設定されるなど、まだ快適なインフラとはいいがたい。大勢の乗客が利用することになるのでトラフィック量等の問題があるのも分かるが、自由に利用できて当然というインフラサービスになるよう整備されるのを期待したい。

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