総務省、平成26年度青少年のインターネット・リテラシー指標等を公表
2014年10月5日 12時38分更新
・全国22の公立・私立の高等学校等において、約3,700名の1年生を対象にした調査
・88%がスマートフォンを保有
・スマートフォンは休日では2時間以上が73.5%、3時間以上が50.3%、6時間以上では平日の約2倍の15.7%
総務省は全国22の公立・私立の高等学校等において約3,700名の1年生相当を対象にした、インターネットの利用状況およびインターネットリテラシーに関する調査結果を発表した。
それによると1日当たりの平均利用時間はスマートフォン以外は1時間未満が最も多いが、スマートフォンは平日で1~2時間、休日で2~3時間の利用が最も多く、他の機器に比べ長時間利用している結果となった。またスマートフォンに限っては、2時間以上が73.5%、3時間以上が50.3%、6時間以上では平日の約2倍の15.7%となっており、長時間利用されていた。またインターネットに接続する際、最もよく利用する機器についても、スマートフォンが全体の80.1%と昨年度(75%)より上昇した。
また1度も会ったことのないSNSの友人数は、約半分が「いる」と回答しているなど、SNSなどの利用方法については継続的に啓発が必要としている。
一方「知りたいこと、見たいものがすぐに調べられるようになった」と全体の92.3%回答し、さらに「勉強等が効率的にできるようになった」と回答も多く、インターネットを効果的に活用している様子も伺える。
15年前はYahoo!のことを「やほー」と読んでいた人がいるほどの時代。それから5年で携帯電話でインターネット接続するようになり、さらに5年でスマートフォンが登場し、そこから5年でほとんどスマホでしか接続しない高校生が誕生している。このスピード感は今後ますます加速するだろう。事業者側での対策ももちろん重要だが、利用者各自のリテラシーの向上も不可欠になっている。
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