NTTドコモはSIMロック解除の条件を一部緩和へ、端末購入から即日解除も可能に
2015年7月8日 16時08分更新
7月7日、NTTドコモは今年5月から変更されたSIMロック解除の条件を、7月13日より一部変更すると発表した。
・NTTドコモとKDDIはSIMロック解除のガイドラインを公開、半年間の制限が設けられる(4月23日)
今年4月に発表された新しいガイドラインでは、2015年5月以降に発売された端末については購入から半年間は解除申請ができない制限期間が設けられ、海外渡航の際に不便を強いられるとして一部問題視されていた。
それを受けてか、契約回線において前回のSIMロック解除実績から6か月以上が経過しているユーザーにおいては、2015年5月以降に発売された端末でも購入当日からSIMロック解除ができるよう変更することが今回発表された。
ただし6ヶ月以内に解除実績がある場合や、新規契約などSIMロック解除の実績がない場合は、従来通り購入から半年間の制限が設けられたままとなっている。なお2015年4月30日までに発売された機種を購入する場合は、購入当日にSIMロック解除を行うことが可能だ。また既に2015年5月以降に発売された端末を購入しているユーザーに対しても、今回の変更は7月13日より適用される。
購入から半年間の制限についてドコモは不正転売を防ぐために設けたとしているが、多くの一般ユーザーの利便性が一部の不正ユーザーのために損なわれる制度として、多くの批判が寄せられていた。不正転売を防ぐためであれば一括購入したユーザーについては即日解除に応じるなどの施策も行うべきであろうが、まずは改善の一歩として今回の制限の緩和は歓迎できるだろう。
ドコモが条件を緩和したことによって、同様の制限を設けているKDDI、ソフトバンクの対応についても期待していきたい。
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