KDDI、IoT向け通信技術「LoRaWAN」による除雪車の位置情報管理、商用化に向け実証実験

2017年1月31日 13時45分更新


 KDDIとKDDI まとめてオフィス中部、大日コンサルタント、GISupplyは、2017年2月上旬より、公益財団法人岐阜県建設研究センターの協力のもと、岐阜県下呂地域において除雪車の位置情報管理サービスの商用化に向けた実証実験を開始することを発表した。期間は2017年2月上旬~2017年3月まで。
 
 実証実験では、IoT向け通信技術LPWAネットワークの一つである「LoRaWAN」に対応したGPS端末を除雪車に設置し、IoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」と組み合わせることで位置情報を管理する。除雪管理者は、「ezFinder BUSINESS」により地図上で走行中の除雪車の現在位置や走行経路を把握することが可能になる。
 主な検証内容として、「LoRaWAN」の通信品質確保が可能なエリアの検証、適切な「LoRaゲートウェイ」の数や位置の検証、低気温における電力消費量と電源耐久性の検証、除雪車の利用効率と除雪効果の検証などを予定している。
 
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 この実証実験により、積雪状況に応じた適切な除雪指示を行うことで除雪車の利用効率と除雪効果の向上を図り、新しい社会インフラとしての活用を推進していく。
 
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