COMPUTEX TAIPEI 2023が4年ぶりの本格開催

2023年6月7日 12時25分更新

 TITRA(台湾貿易センター)はコンピュータ周辺機器の総合展示会である「COMPUTEX TAIPEI 2023」を開催した。

 例年の開催スケジュールは関係者やプレスを対象にしたビジネスデイが4日間実施された後、一般の参加者が5日目の最終日にのみ入場可能となるが、今回のイベントは5月30日から6月2日の4日間にわたるビジネスデイのみの開催となった。
 今イベントは4年ぶりに新形コロナウイルス流行以前のCOMPUTEXに近い規模で開催され、出展社数こそコロナ禍以前から比べると縮小したものの、多くの参観者が国内外問わず来場しておりグローバルイベントとしては完全復活を果たしたといえるだろう。

 4日間の展示会には、150か国から47,594人の専門家が参加し、2019年のパンデミック前と比べて12%増加。
1,000社以上の出展社が自社製品の展示や事業紹介が南港第1展示ホールで行われた。


写真は会場内で一際大きな展示を設置していたGIGABYTEの展示

 展示テーマとして「コンピューティングの未来」を取り上げ、AI/HPCスーパーチップサーバー、高度なデータセンター、産業用コンピューターとIoT、グリーンコンピュータールームなどの革新的な産業アプリケーションを紹介していた。

 また、NVIDIA、Qualcomm、NXP、Acer、Supermicro、Arm の業界リーダー 6 名が登壇する基調講演が3日間に分けてメイン展示会場の向かいに位置する南港第2展示ホールで行われた。

 Acer 会長兼 CEO のジェイソン・チェン氏は、サステナビリティをテーマとして基調講演に登壇。
ヘルスケア、輸送、新エネルギーなどのさまざまな側面でのAIの応用の可能性を語った。

 次回の COMPUTEX の開催も決定しており 2024 年 6 月 4 日から 7 日まで開催される予定。
最新情報は公式サイトCOMPUTEX公式サイトから確認できる。

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