マイボイスコム株式会社は、「歩きスマホ」に関するインターネット調査を2016年2月1日~5日に実施し、その結果を発表した。
この調査で、何かをしながらスマートフォンを利用することがある人は4割強、スマートフォン所有者の8割弱。「歩きながら」は2割、スマートフォン所有者の4割弱いるということや、歩きスマホをする人がいたことで、迷惑に感じたり危険な目にあったりしたことがある人は6割強もいることが分かった。
本稿ではこの結果の一部に触れようと思う。
■ 「ながらスマホ」をする人は4割強、スマートフォン所有者の8割弱。「歩きスマホ」は2割、スマートフォン所有者の4割弱
何かをしながらスマートフォンを利用することがある人は4割強、スマートフォン所有者では8割強という結果となった。「ながらスマホ」で最も大きい割合を占めたのが「テレビを見ながら」の29.5%(スマホ所有者の50.8%)、次に「歩きながら」の20.9%(スマホ所有者の36.0%)、その後には「食事をしながら」「トイレに入りながら」が1割強(スマホ所有者の2割強)と続いている。
「歩きスマホ」は、男性30代以下では各3割台、女性10・20代では5~6割と多く見られた。
■ 歩きながら利用する機能は「通話」「メール」「地図、GPS機能」が上位3位
歩きながらスマートフォンを利用する際に使う機能やサービスは、、「通話」「メール」「地図、GPS機能」が5~6割で上位3位、その後に「コミュニケーションアプリ」「乗り換え案内、運行情報」が3割強と続いた。。「コミュニケーションアプリ」は、若年層ほど比率が高い傾向にあり、20代では、「地図、GPS機能」が最も多い結果となっている。
■ 「歩きスマホ」によって迷惑に感じた・危険な目にあった経験がある人は63%
歩きながらスマートフォンを利用する人がいたことで、迷惑に感じたり危険な目にあったりしたことがある人は、「よくある」が20.7%、「たまにある」が42.3%で、合計63.0%の人が経験あると回答した。経験者は、10代や関東・近畿居住者で比率が高くなっている。
また、歩きながらスマートフォンを利用する人のうち、歩きスマホをしている時に危険な目にあった・あいそうになった経験がある人は、「よくある」が5.8%、「たまにある」が31.8%と合計37.6%という結果となった。経験者は、男性20・30代や女性20代で5割前後と他の年代より比率が高くなっているようだ。
実際に危険な目にあった人は、危険な目にあった・あいそうになった人の4割弱で、「人にぶつかる」が23.3%、「物や建物・電柱等にぶつかる」が13.9%と前が見えず何かにぶつかることが多いようだ。上記のように、人や建物の多い都会などでは危険な目に合う可能性も高くなるということだろう。
回答者コメントでは「都会や人込みでは危ないので、道の端に止まって行うなどしてほしい」や「自転車のマナーが厳罰化されたように、罰金を取るように法制化したほうがいい」など「歩きスマホ」対策としてのコメントが見られたが、やはりまずは各々で気を付け、マナーを意識して利用するのが良いだろう。
詳しいアンケートの結果は以下のURLを参照していただきたい。
http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/21113/
【調査概要】
調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
調査時期:2016年2月1日~2月5日
回答者数:10,993名
調査機関:マイボイスコム株式会社