法人向けネットワークサービス顧客満足度、大企業市場ではSB、SMB市場ではCTCが第1位―J.D. パワー調べ
2018年10月18日 16時36分更新
J.D. パワー ジャパンは、2018年法人向けネットワークサービス顧客満足度調査の結果を発表した。同調査は、従業員数1,000名以上の企業(大企業市場)と従業員数50名以上1,000名未満の企業(SMB市場)を対象に、通信事業者が提供する固定系の法人向けネットワークサービス(レイヤー2/3混合VPNサービスやIP-VPN、広域イーサネット、インターネット接続サービスなど)に対する顧客満足度を明らかにすることを目的として、2018年7月に郵送調査にて実施された。
顧客満足度の測定は、総合的な顧客満足度に影響を与えるファクターを設定し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価をもとに総合満足度スコアの算出を行っている(1,000ポイント満点)。なお、ファクターごとの総合満足度に対する影響度は、「サービス内容/品質」40%、「営業・導入対応」29%、「コスト」28%、「障害・トラブル対応」4%となっている。
調査の結果、大企業市場(従業員1,000名以上企業市場)の総合満足度1位はソフトバンク(611ポイント)が獲得した。同社は、「コスト」ファクターでランキング対象となった5社中最高評価を得たほか、「営業・導入対応」ファクターでも高い評価を得る結果となった。
第2位にNTTコミュニケーションズ(605ポイント)、第3位にKDDI(602ポイント)が続いている。
また、SMB企業市場(従業員50名以上1,000名未満企業市場)では、中部テレコミュニケーション(CTC)が712ポイントで1位に選ばれた。同社が1位を獲得するのは、これで13年連続。「サービス内容/品質」「営業・導入対応」「コスト」の3つのファクターで、ランキング対象となった11社中最高評価を得た。
13年連続での総合満足度第1位という結果は、J.D. パワーの日本国内での顧客満足度調査における最多連続記録とのこと。なお、第2位はQTnet(634ポイント)は、第3位はエネルギア・コミュニケーションズ(632ポイント)となっている。