電通、常設のWi-Fi連動型屋外広告「アキバWi-Fiシリンダー」の販売を開始

2014年5月3日 14時53分更新

・広告を視聴することで、無料で利用できるWi-Fiサービス
・第一弾はJR秋葉原駅前
・リアル店舗へ誘導できる連動企画などの取り組みも

 
 
 株式会社電通はJR秋葉原駅前に新たに設置される屋外広告(柱巻き広告)と無料Wi-Fiを連動させる「アキバWi-Fiシリンダー」を開発し、販売を開始した。

 具体的には柱巻き広告にWi-Fiのアクセスポイントを設置し、広告主が指定した名称でSSID(アクセスポイントの名前)を提供する。屋外広告を見たユーザーがスマートフォンやタブレット端末などでこのSSIDを選択し、一度広告主のサイトを見ることによって、無料かつ自由にWi-Fiが使えるようになるというもの。 さらにこのWi-Fi経由でアクセスするページに、その場でしかもらえない限定クーポンなどを設定することでリアル店舗に誘導するオフライン・オンラインの連動企画や、オンラインゲームでアキバ限定アイテムを配布するなど、さまざまな販促企画やプロモーション展開が実現できるとしている。

 日本国内の無料Wi-Fi環境は、先進国ではまだまだ遅れていると言われている。その意味ではエリア限定ではあるものの可能性を感じる施策だ。またこの施策がうまく行けば、JR山手線やその他主要路線でも同じ取り組みが始まることも期待できそうだ。

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