高齢者の暮らしをサポートする「シニア向けスマートTV」

2014年5月29日 10時27分更新

・NTTぷららが、自治体やパートナー企業と共同でシニア世帯を対象にした「シニア向けスマートTV」サービスを提供
・パートナー企業にとっては、自治体のサポートを得られながら高齢者への接点を独占できるメリットも

 

 株式会社NTTぷららは、「ひかりTV」サービスのプラットフォームを通じて、全国のシニア世帯を対象に「シニア向けスマートTV」サービスのトライアルを開始する。

 「シニア向けスマートTV」サービスでは、自宅のテレビを通じて、サービス提供事業者や自治体のオペレーターと対面式で、買い物、家事代行などのサービスの注文や、旅行、健康などの暮らしに関する相談をすることができる。食品・生活関連商品の販売を手がけるイオンダイレクト株式会社、家事や日々の暮らしのお手伝いサービスを手がける株式会社ニチイ学館などがパートナー企業として参加する。

 特徴的なサービスは以下のとおり。

1.テレビ電話を通じた対面式による手厚いサポート
買い物、家事代行、旅行、健康、年金のご相談など、暮らしの悩みごとをうかがう“御用聞きコール”を利用可能。オペレーターがサポートする。

2.離れて暮らす家族とつながる
リモコンの操作履歴を、離れて暮らす家族が確認できる見守り通知サービスや、テレビ画面での写真共有、テレビ電話など家族とコミュニケーションを取ることが出来る。

3.自治体や施設からの情報をテレビ画面に配信
テレビ画面に、自治体や施設からの情報やお知らせを配信する。自治体や地域が運営するホームページなども閲覧可能。

 導入施設にとっては提供サービスの拡充として、パートナー企業にとっては自治体のサポートを得られながら高齢者への接点を独占できるメリットが非常に大きい。これから進む高齢化社会、高齢者の一人暮らしに対して、サービス各社が熱心に取り組んでいる。こういった複数の事業者が共存しながら提供されるサービスがさらに増えていくことに期待したい。

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