CM総合研究所は、2015年度CM好感度ランキングを発表
2015年12月11日 10時00分更新
CM総合研究所は、2015年度(2014年11月度~ 2015年10月度)のCM好感度No.1ブランドを発表するとともに、CM好感度ランキングを発表した。
ここではランキング上位10位までを紹介する。
(CM総合研究所調べ)
2015年度にCMをオンエアした全7591銘柄のうち、CM好感度No.1はKDDI/auであった。本年度は「三太郎」シリーズを中心に55作品を放送し、観測史上最高のCM好感度を獲得して首位に輝いた。「三太郎」シリーズは松田翔太(桃太郎)、桐谷健太(浦島太郎)、濱田岳(金太郎)の3人がコミカルな掛け合いを繰り広げるもので、2015年1月のオンエア開始時から圧倒的な支持を集め続けており、有村架純(かぐや姫)、菜々緒(乙姫)、菅田将暉(鬼)などの個性あふれる新キャストの起用や、敵役の鬼が桃太郎の友だちだったなどの意表を突いたストーリー展開が視聴者を飽きさせず、年間を通じて高い評価を得ているようだ。
次いで2位はソフトバンク/SoftBank。おなじみの「白戸家」シリーズを軸に、50作品をオンエアした。なかでも犬のお父さんと樋口可南子の高校生時代を、染谷将太と広瀬すずが演じた作品が支持を集めた。また、ソフトバンクショップを舞台とする作品には小日向文世、吉田鋼太郎、ダチョウ倶楽部らが出演しコミカルなストーリーを展開したり、大学を舞台に『iPhone 6s』を訴求するCMに野村周平と清野菜名を起用するなど、多彩なキャスティングも話題となった。
3位はRIZAP/ライザップ。前年度の217位から3位へと躍進を遂げている。「結果にコミットする。」をキャッチコピーに、耳に残るサウンドとともに、一般のモニターや赤井英和、香取慎吾らがトレーニングを経て引き締まった肉体を披露するCMがヒットした。
首位と次位を携帯電話会社の大手2つが独占したなかで、NTTドコモは9位。堤真一、綾野剛、高畑充希が新聞記者を演じるシリーズで、角野卓造と近藤春菜が”実の親子”役を演じた作品などが話題を呼んだ。
上位にランクインしたCMを見る限り、ストリー性のあるドラマのようなCMが好評のようだ。続きが気になるのと、そのまま1本の映画を作れそうなクオリティが人気を博しているのだろう。シリーズもののCMも含め、今後も斬新なCMが作られるのか楽しみである。
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