KDDIとテラドローン「4G LTE運航管理システム」開発完了、4G LTEエリアでドローンの自律飛行可能に
2017年3月27日 11時35分更新
KDDIは、国内外でドローン (UAV) ソリューション・ソフトウェア事業を展開するテラドローンと共同で「4G LTE運航管理システム」の開発を完了した。2017年4月より、同システムを用いて、インフラ点検など様々なソリューションを想定した実証実験を実施する。
今回共同開発された「4G LTE運航管理システム」は、今後4G LTEを活用した様々なドローンソリューションを実現する「スマートドローンプラットフォーム」の第一次開発にあたる。同システムにより、KDDIの人口カバー率99%超の4G LTEエリアにおけるドローンの自律飛行が可能となる。
また、4G LTEネットワークを用いることで、ドローンで取得した映像、測量データを、個別のサーバーを介さずにリアルタイムで確認、分析ができるようになる。4G LTEの電波環境についても、同システムにて把握を行い、弱電界時の警告や飛行ルートの変更が可能になる。
「スマートドローンプラットフォーム」は、4G LTEネットワークに接続するドローン機体、3次元地図、運航管理、クラウドで構成される。モバイル通信ネットワークを利用するスマートドローン機体や、3次元地図を活用したドローン同士またはドローンの建物への衝突を防ぐ運航管理システム、ドローンが取得したデータの蓄積・分析などのクラウドサービスをまとめたトータルソリューションの提供を目指す。
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