シーメンスヘルスケアとKDDI、全国の医療機関へ「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」を導入、提供開始
2017年6月29日 15時11分更新
シーメンスヘルスケア株式会社とKDDI株式会社は、シーメンスヘルスケアが提供している医療機器を遠隔で監視およびサポートを行うサービス「シーメンスリモートサービス(SRS)」に、広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(KDDI WVS 2)」を導入し、提供を開始したことを発表。
医療機関は、KDDI WVS 2を経由したSRSの監視・サポート体制を構築することで、従来よりもインターネットとの接続ポイントを縮小し、今後はインターネットとの接続ポイントを通信キャリアであるKDDIが管理することで、より高度なセキュリティが確保できている環境下で、シーメンスヘルスケアからのサポートを受けることができるようになった。
また、医療機関内に設置されたMRI (磁気共鳴診断) 装置やCT (コンピュータ断層撮影) 装置など、画像診断装置から得られる膨大な医用情報をビッグデータとして扱い、分析結果等の共有が可能なシーメンスヘルスケアのクラウドサービス「teamplay」もKDDI WVS 2との接続が可能。すでに画像診断装置を導入済みでteamplayの追加導入を検討する場合も、SRSのためのリモート環境があれば、回線の引き直しが不要で、医療機関側の負担を最小限に抑えながら高度なセキュリティのもと、teamplayの追加導入が可能となる。
両者は今後、シーメンスヘルスケアが装置を納入している全国の医療機関に対して、SRSのさらなるセキュリティ向上およびteamplayの導入を目的として、KDDI WVS 2導入を推進していく予定。
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