NTTドコモ、多様なユーザーに向けたフィーチャーフォン「SH-07F」を発表

2014年5月16日 11時40分更新

 NTTドコモは5月14日、SHARPのフィーチャーフォン(従来型携帯電話)である「SH-07F」を発表した。発売時期は2014年6月中旬を予定。カラーはGreen、Purple、Black、Whiteの4色になる。

 スマホ全盛時代になったとはいえ、根強い人気を維持するフィーチャーフォンは、今回も進化を遂げた。これまでフィーチャーフォンといえば10代の若年層ユーザーが対象であったが、スマートフォンの普及により、携帯電話をはじめて持つ小学生、40~50代以上と、幅広い層に向けたフィーチャーフォンを開発する必要があった。今回発表されたSH-07Fは、その幅広いユーザーのあらゆるニーズに見事にこたえている理想的な機種だ。

 横幅約49mmのスリムボディであるにもかかわらず、スクリーンは約3.3インチのフルワイドVGA液晶で、液晶の表示面積が1年間半前と比べて広くなっている。加えて、ラウンドフォルムの形状で、手にフィットする操作感を実現している。美しい光沢感や上質感を実感できるアルミパネルを採用したデザインと、4色から選べる多彩なカラーバリエーションが魅力である。形状にも工夫が見られる。二つ折りケータイの開閉にわずらわしさを感じるユーザーも多いが、本機は、折りたたんだ状態から指を滑り込ませやすい形状であり、片手ですばやく開くことができる。

 フィーチャーフォンの特長である、文字入力ボタンにも力を入れている。今回採用したのは、キーの一部にふくらみを持たせた、押しやすいアークリッジキー。この操作感はぜひ実機にて確認していただきたいものだ。このキーを搭載することにより、より簡単でスピーディーな文字入力が可能になっている。加えて、「おサイフケータイ」でも知られるFelica他、NFC(近距離無線通信)にも対応している。

 「親子モード」でインターネットブラウザの利用制限ができたり、防犯ブザー機能が使えたりと、子供に持たせても安心な機能はうれしい。「防犯ブザー」は、サイドキーを押すだけで起動し、あらかじめ3件まで登録できる緊急連絡先に自動で音声発信する機能だ。
 ほかにも、防水・防塵機能や、おサイフケータイ、ワンセグなどの機能が充実しているうえ、海外でも使えるようにGSMにも対応しているという、なかなかの優れものである。

 主な仕様は次の通りだ。OSはAndroid4.4。サイズは約110(H)×49(W)×14.9(D)mm、重量は約113g。液晶は3.3インチ、854×480ピクセルのTFT液晶、外部メモリはmicroSDHCで最大32GBまで対応。バッテリー容量は820mAhで待受時間(3G)は約550時間、通話時間(3G)は約210分。カメラは約500万画素(CMOS)。防水、赤外線通信、ワンセグ、おサイフケータイに対応。

関連カテゴリー