マルチキャリア回線対応「IoTデータ通信サービス」を提供開始
2017年4月5日 16時48分更新
ユニアデックス株式会社は、IoT向け通信に特化したSIMカードを提供する「IoTデータ通信サービス」を開始すると発表した。
IoTでは、これまでネットワークに接続されていなかった「モノ」に通信機能を持たせることにより、ネットワークを経由して集約したデータを用いて、「モノ」の管理、業務の効率化、データ分析によるマーケティングへの活用など、ビジネス革新が期待される。
提供開始する「IoTデータ通信サービス」は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)から卸電気通信役務提供を受け、ユニアデックスがMVNOとして独自のブランドおよびサービスメニューを提供するものだ。通信回線はマルチキャリアに対応、NTTドコモ回線(Xiエリア、FOMAハイスピードエリア、FOMAプラスエリア)またはKDDI回線(au 4G LTEエリア)のいずれかから選択することがでる。ユニアデックスは、それぞれのキャリア回線に対応したSIMカードの手配から故障受付までを、一括サポートするとしている。
IoTは現在、運行管理や踏切監視といった交通・運輸分野から、介護支援などの医療分野、温度や湿度などの収集データから収穫向上を図る農業分野など、従来ではITと縁遠い分野にまで広がっている。一方で、多くのSIMフリーのスマート端末やルーター、デバイス製品の登場によって、IoT利用環境が充実し導入数が増加していくものと想定している。
「IoTデータ通信サービス」の特徴
1.マルチキャリア回線を用意
地域特性に応じて使い分けることでエリアカバー率を高めることが可能。
2.データ容量のシェアが可能
SIM回線をグループ化し、グループ内で通信データの容量をシェアすることができる。通信データ容量を無駄なく利用することが可能。
3.管理者向け回線管理画面の提供
個々のSIMカードの回線番号や接続履歴、通信データ量の照会、通信の停止や再開、設置場所など任意の情報の入力などが可能な管理者向け回線管理画面を提供。
今後3年間で5万回線、5億円の売上を目指すとしている。
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