NTTデータとキリン、IoTを活用したビールディスペンサーモニタリング実証実験を開始

2017年4月6日 15時18分更新


 NTTデータは、キリンと共同で、飲食店のビールディスペンサーに流量センサーを設置し、ビール抽出・ビールディスペンサーの洗浄実施などのオペレーション種別を判定することで、ビール消費量や洗浄状況のデータをリアルタイムに把握する実証実験を開始した。
 
 実証実験は、都内を中心とした複数の飲食店で実施する。ビールディスペンサーに流量センサーを設置してデータを収集することで、NTTデータ開発のIoTモニタリングシステムにデータが蓄積され、収集データのオペレーション種別を判定することができる。そして、判定情報から、ビール消費量と洗浄状況の計測ををリアルタイムに行う。
 
 実験で得られた結果から、ビールディスペンサーの洗浄状況やビール消費動向の共有と提案実施によるサポート品質の向上を目指すほか、鮮度のよいビール提供を実現するための最適な樽サイズの選定、美味しいビール提供に伴うビール消費促進による飲食店の売上向上など、飲食店や一般消費者に対する新たな価値提供なども期待される。
 
 両社は、今後について、飲食店におけるビールディスペンサーIoTモニタリングを通じて、IoTを活用した新たな価値提供を実現するビジネスモデルの創出を目指すとしている。
 
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