レンジャーシステムズ、回線単位のSIM卸では実現できなかったMVNOプラットフォームをIoT/M2M向けに初期費用0円より提供を開始

2017年11月6日 10時56分更新


 MVNOプラットフォームサービスやIoTコネクティングサービスを提供するレンジャーシステムズ株式会社は、MVNOプラットフォーム「わくわくモビリティ」をIoT/M2M向けに初期費用0円より提供開始すると発表した。

 事業者が通信帯域を保有することでIoT機器に最適な速度の通信プランを作ることができ、通信コストを抑えることが可能となる。なかでも、膨大なデータを収集するうえで必要不可欠である通信のコストが高額となることでIoTの本格導入に踏み切れない状況だ。

 IoTは、あらゆるモノがインターネットにつながり情報のやり取りをすることで、モノのデータ化やそれに基づく分析・活用が進展し、新たな付加価値を生み出すことから今後も高い成長が期待されている。
 しかし、センサー機器や膨大なデータの蓄積ができるサーバ、分析など、設備およびサービス自体にかかる開発・運用コストなどがIoT事業の参入阻害要因になっているといわれている。

 現状のIoT市場の主流であるSIM卸の提供方法は、予め決められた通信プランから選ぶため無駄な通信料が発生しているが、小ロットからの購入が可能なため比較的小規模で行う試作開発や実証実験には適しているといえる。しかし、大量の機器を導入する本番導入時では、無駄な通信帯域が発生することによる通信コストアップが深刻な問題になる。

 そこで、同社は各事業者に通信帯域の提供により、回線単位のSIM卸では実現できなかったIoT機器に最適な通信プランの設定が可能なMVNOプラットフォームを初期費用0円から提供を開始する。これにより、IoT/M2Mの通信コストを大幅に抑えることが可能となる。

■ IoT/M2M向け わくわくモビリティの特長
1. IoT機器に最適な通信プランの設定
2. セキュアなIoT/M2Mシステムを構築
3. 帯域利用状況の可視化

レンジャーシステム図

 
 
 
 
 
 

 

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