KDDI、月額料金なしでタブレットが使えるプリペイド式の新プランを発表

2014年10月22日 11時51分更新

 KDDIは20日、月額基本料金が不要で使えるプリペイド式の新料金プラン「LTEデータプリペイド」の提供を11月4日より開始すると発表した。対象は4G LTE対応のタブレット、PCとなっている。

 「LTEデータプリペイド」はユーザーが使いたい時だけデータ容量を購入するプリペイド方式の料金プランとなっており、そのため毎月の基本料金が不要となっている。専用サイトから購入でき、料金は1GBにつき1500円(税抜)。購入後31日間利用可能だ。購入したデータ容量を使いきってしまった場合でも、専用サイトへのアクセスはできるようになっている。購入は「auかんたん決済」にてクレジットカード (VISA、MasterCard、JCB) で支払うかたちになる。

 また12月から開始予定の「データシェア」にも対応しており、スマートフォンとデータ容量をシェアできるという。契約時に別途事務手数料3000円が必要なほか、1年間データの購入がないと自動解約されてしまうので注意が必要だ。

 携帯キャリアはスマートフォンのタブレットのマルチデバイス化を促すことでARPUの上昇を図っており、この新料金プランもその一環であると思われる。普段タブレットを持ち歩くユーザーはともかく、基本は自宅のWi-Fiで使用しているユーザーにとっては、これまでキャリアからタブレットを購入するメリットはなかった。しかしこのプリペイド式の料金形態なら、毎月のいわゆる”維持費”はかからず、外出時にタブレットを使用したい時だけ料金支払うえばいいので、キャリアから気軽に購入できる契機となるだろう。スマートフォンとの「データシェア」も12月から対応するので、上手く組み合わせれば柔軟な運用ができそうだ。

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