タイで「LINEモバイル」導入、海外初参入
2017年6月14日 12時05分更新
スマートフォン向け無料通信アプリ「LINE」を展開するLINE株式会社は、タイで携帯通信サービス「LINEモバイル」を導入すると13日付でバンコクポストが発表した。これで日本に次いでタイが2カ国目となる見込みだ。
タイの移動通信事業業界大手で第2位の、トータル・アクセス・コミュニケーション公開株式会社(DTAC)と契約し、MVNOとして低価格のSIMカードのパッケージを販売する。特定サービスの通信量をカウントしないことなどを売りに普及させる。
SIMカードは、専用アプリをダウンロードし、カード送付先の住所を登録して購入する。価格は通信容量1.5GBで99バーツ(約320円)。
LINEは、SIMカードを販売する際の本人確認を、オンライン手続きで済ませる計画だが、これについては通信事業と放送事業を監督する国家放送通信委員会(NBTC)の許可が必要になるようだ。現行の制度がオンラインでの本人確認に対応していない。また、NBTCは、ライン・モバイルがMVNOに当たるかどうかを検証していくとのこと。