NTTドコモ、シニア向けスマートフォンである「らくらくスマートフォン3」を発表
2014年5月16日 11時32分更新
NTTドコモは2014年5月14日、シニア向けスマートフォン端末である、富士通製「らくらくスマートフォン3 F-06F」を発表した。発売時期は2014年8月を予定。カラーは、ホワイト・ブラック・レッドの3種である。
フィーチャーフォンで発売されている「らくらくホン」のスマートフォン版である当機種も今回で3機種目。60代以上のシニア層を対象としているという本機は、デザイナー原研哉氏による、「らくらくホン」のイメージを踏襲した、使いやすく親しみやすいデザイン。前機種よりも統一性の取れたデザインが、端末により洗練された印象をもたらしている。
「スーパーはっきりボイス4」に対応しているため、相手の声が聞き取りやすくなっている。文字入力機能では、進化した日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS for らくらく」を搭載。ボタンのように押した感触が伝わる「らくらくタッチパネル」、「らくらく2タッチ入力」搭載で、従来よりも少ないタッチ数でかんたんに文字を入力することが可能になっている。
ほかにも、らくらくスマートフォン特有のシニア向け機能としては、「まいチャネル」機能では、いつでもラジオ感覚でニュースを「聞く」ことができる。操作方法がわからなければ、らくらくホンセンターに無料でつないでアドバイスを受けることができる。「ファミリーページ」、「らくらくコミュニティ」などで、家族や仲間とのコミュニケーションを楽しむことができる。さらには、らくらくホンでもおなじみのワンタッチダイヤルを、従来の3件から9件に拡大。また、つながりほっとサポート(無料)では、歩数情報などのスマートフォン利用情報を、遠隔地にいる家族に送信できる。
カメラは、高性能画像処理エンジン「GRANVU」搭載のカメラ。被写体が動いていても、ぶれずにきれいに撮影できる「ゼロシャッター」機能や、手振れしやすい屋内での撮影をサポートする「インテリジェントシャッター」を搭載。さらに、本機をプリンタに有線(USB)で接続し、撮影した写真を簡単に印刷できるアプリにも対応している。
Androidスマートフォンではあるものの、Google PlayやGoogle Mapには非対応であり、dマーケットのみの対応となっている。
主な仕様は次の通りだ。OSはAndroid4.4。サイズは約137(H)×67(W)×9.9(D)mm、重量は約135g。液晶は4.5インチ720×1280ピクセル(HD)のEL液晶、CPUはQualcomm Snapdragon MSM8926/1.2GHzクアッドコアを搭載。カメラは有効約810万画素(CMOS)、インカメラは有効約130万画素(CMOS)。本体容量は8GBでメモリは2GB。外部メモリはmicroSDXCで最大64GBまで対応。バッテリー容量は2100mAh(取り外し不可)。ワンセグ、おサイフケータイにも対応する。
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