5月14日、NTTドコモはソニーモバイルコミュニケーションズが世界市場に販売している「Xperia Z2」モデルのドコモ向けとなる「Xperia Z2 SO-03F」を発表した。5月21日に発売開始予定。カラーはブラック、ホワイト、パープルの3色となる。
まず特筆すべきはそのカメラ性能にある。2070万画素のCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」、写真を簡単に美しく撮影出来る「Gレンズ」、高性能画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を搭載し、ソニーのデジタルカメラ開発における技術をスマートフォンに結集させている。撮影モードも充実し、「背景ぼかし撮影」を使うと一眼レフで撮影したかのような写真が、以前のモデルでも搭載されていた「プレミアムおまかせオート」も改良され、より簡単にきれいな写真が撮れるようになっている。動画撮影においては4K動画に対応し、超高品質な動画を撮影できるようになった。特定の場面をスローモーションにすることができる「タイムシフトビデオ」や、動画中にキャラクター等を追加できる「ARエフェクト」など動画編集においても楽しめる。
またオーディオ面でもソニーの技術が盛り込まれている。別売りの対応ヘッドセットを使えば周囲の騒音を98%カットできるノイズキャンセリング機能を搭載し、端末のフロント部にあるスピーカーは立体的に音楽を再生できる「S-Forceフロントサラウンド」に対応している。WALKMANアプリを使えば連続100時間の音楽再生が可能だ。
防水・防塵機能も備え、5.2インチの液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」もBRAVIAで培った技術により、より高繊細な色調を可能にしている。日本語入力は「POBox Plus」というソニー独自のソフトを使用し、入力ミスを訂正する予測変換機能等をサポートする。マタ、ドコモの2014夏モデルの特徴としては、VoLTE、非常用節電機能、急速充電、最新の動画圧縮規格「H.265/HEVC」に対応している。
主な仕様は次の通りだ。OSはAndroid4.4。サイズは約147(H)×73(W)×8.2(D)mm、重量は約163g。液晶は5.2インチ1080×1920ピクセル(Full HD)のTFT液晶、CPUは2.3GHzクアッドコアプロセッサを搭載。本体容量は32GBでメモリは3GB。外部メモリはmicroSDXCで最大128GBまで対応。バッテリー容量は3200mAhで実使用時間は約79.2時間となる。ワンセグ、フルセグに対応(付属の外付けアンテナの装着が必要)。おサイフケータイにも対応している。