U-NEXT、音声通話機能付きSIMサービス「U-mobile」と格安スマートフォンの取り扱いを開始

2014年6月2日 14時00分更新

Ascend G6
Ascend G6

freetel priori
freetel priori

 U-NEXTは5月30日、音声通話機能付きSIMサービス「U-mobile」とSIMロックフリーのスマートフォンの取り扱いを開始すると発表した。予約は7月1日より受け付けるという。

 U-NEXTは元々NTTドコモのXi回線を利用したデータ通信専用のMVNOサービスを展開してきたが、今回はそれに090/080/070の電話番号での音声通話が付いた形になる。ドコモのXi回線を利用しているので下り最大150Mbps、上り最⼤50MbpsのLTE高速データ通信が利用できる。SMSも利用することができ、今後はMNPにも対応する予定だという。

 取り扱う予定のSIMロックフリーのスマートフォンはファーウェイ製「Ascend G6」と、プラスワン・マーケティング製「freetel priori」の2機種を用意。
 「Ascend G6」はファーウェイが日本向けに発売するSIMロックフリー端末の第一弾となるAndroidスマートフォン。値段は29800円(税抜)。LTEに対応しており、4.5インチ液晶に800万画素カメラ、NFCも使用でき、実用には十分なスペックを持つ。
 「freetel priori」はプラスワン・マーケティング製のSIMロックフリーのスマートフォンブランド「freetel」の1つ。Android4.1.2を採用し、3.5インチ液晶に200万画素のカメラを搭載する。機能は最低限であるが、値段は9800円(税抜)とかなりの低価格なのが魅力だ。LTEには非対応なので注意が必要。

 料金プランはSIMカード単体のものと、端末とセットにしたものを用意。端末は24回払いでの購入となる。またデータ利用量に応じて料金が変わる「ダブルフィックス」と「スタンダード」のどちらかのプランを用途に応じて選べるようになっている。
 「ダブルフィックス」は2段階定額の仕組みになっており、1ヶ月のデータ通信量が1GBまでなら月額1660円、1GBを超えた場合は月額2960円となる。「スタンダード」は1ヶ月の通信量に関わらず、月額1980円。どちらのプランも通信上限は3GBまでとなっており、超過した場合は通信速度が制限されてしまう。「Ascend G6」とのセットの場合は1241円、「freetel priori」とのセットの場合は450円が端末代として月額の利用料金に加算される。いずれも音声通話基本料980円を含んだ数字で、通話料金は20円/30秒。

 U-mobileに加入したユーザーには映像配信サービス「U-NEXT」で利用できるポイントが毎月600円分プレゼントされる。「U-NEXT」の映画やテレビ作品を購入する際に使用できるほか、スマートフォン向け定額音楽配信サービス「スマホでUSEN」や電子書籍ストア「BookPlace for U-NEXT」でも利用可能。

 「Ascend G6」と「freetel priori」の詳細なスペックは以下の通りだ。

 「Ascend G6」
 OSはAndroid4.3。サイズは約131.2(H)×65.3×7.85(D)mm、重量は約115g。CPUは1.2GHzクアッドコアCPU「Qualcomm MSM8926」を搭載。本体容量は8GBでメモリは1GB。メインカメラは800万画素、サブカメラは500万画素。外部メモリはmicroSDXCで最大64GBまで対応。液晶は4.5インチ(960×540ピクセル)IPS液晶、バッテリーは2000mAhで連続待受時間は370時間、連続通話時間は720分。LTE(2100MHzと1800MHz)、NFC、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)、Wi-Fiテザリング(最大8台)、Bluetooth4.0対応。カラーはホワイト、カラーの2色。

 「freetel priori」
 OSはAndroid4.1.2。サイズは約116.5(H)×61.5×11.3(D)mm、重量は約113g。CPUは1GHzCPU「SC7710」を搭載。本体容量・メモリ共に512MB。メインカメラは200万画素、サブカメラは30万画素。外部メモリはmicroSD対応。液晶は3.5インチ(480×320ピクセル)液晶、バッテリー容量は1500mAhとなる。3G/GSM、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth2.1対応。カラーはブラック、ホワイト、ゴールド、レッドの4色。

関連カテゴリー