ソフトバンク、新料金サービス「スマ放題」7月1日より提供開始
2014年6月10日 16時01分更新
・国内音声通話が完全定額(スマホ2,700円、3G携帯2,200円)
・「データ定額パック」は、データ量を使い切れなかったを次月に繰り越すことができる「データくりこし」も開始
ソフトバンクモバイル株式会社は新料金サービス「スマ放題」を、2014年7月1日より開始すると発表した。「スマ放題」により基本使用料だけで国内音声通話が通話時間・回数・相手先を問わず定額できる。スマートフォンは2,700円、3Gケータイは2,200円で通話し放題となる。
また「データ定額パック」を8段階に分けて設定し、かつ使い切れなかった場合は翌月に繰り越せる「データくりこし」、さらに家族でデータ通信量を分け合える「家族データシェア」もスタートする。
データ定額パックのプランは以下のとおり。
プラン名 国内データ通信量 月額料金
データ定額パック2 2GBまで 3,500円
データ定額パック5 5GBまで 5,000円
データ定額パック10 10GBまで 9,500円
データ定額パック15 15GBまで 12,500円
データ定額パック20 20GBまで 16,000円
データ定額パック30 30GBまで 22,500円
データ定額パック(シンプルスマホ) 200MBまで 2,000円
データ定額パック(3Gケータイ) 使い放題 3,500円
NTTドコモに端を発した「通話定額」だが、ソフトバンクも追随することとなった。
一般的には画期的な取り組みのように思えるが、昨今のスマートフォンの使い方ではパケット通話などを利用することも多く、通話料よりもデータ利用料の方がニーズが高い。その意味では通話料が「割高」になるケースも見受けられ、かつデータ定額料金が「割高」になることも。
穿った見方をすればこれから収益が少なくなることが見込まれる「通話」領域で固定料金で収益を確保し、これから収益が増えることが見込まれる「データ通信」領域でプランを幅広く設定し、より収益を拡大できる方法を構築したようにも見える。