auのEメールがPC、タブレットでも利用可能に
2014年6月21日 15時26分更新
KDDIは20日、auの「Eメール(@ezweb.ne.jp)」がPCやタブレットでも利用可能となる「webメール」の提供を開始すると発表した。提供開始日は2014年6月30日の予定。
これまでEメールはスマートフォンや携帯電話でしか利用できなかったが、今回のサービスによってPCやタブレットのブラウザを通して利用可能となる。利用するにはauのインターネット接続サービス (EZ WIN、IS NET、LTE NET)を契約している他、「au ID」に登録する必要がある。料金は無料だ。
スマホや携帯が故障してしまっていたり、手元になかったりする時でも、パソコンなどからEメールを確認できるようになる点は安心できるポイントだろう。
シンプルで判り易いユーザインターフェースを目指して作られており、受信メールの下に返信ボックスが表示されることでメール本文を見ながらメールを返信できるようになっている他、auケータイやauスマートフォンと同様、キャリア絵文字が利用できる。
またauのアドレス帳サービス「Friends Note」からアドレス帳データをインポートすることでき、受信メールの差出人をアドレス帳登録名で表示することができるほか、アドレス帳に登録されている連絡先からの受信メールのみを表示する機能も使うことが出来る。
今回のwebメールに保存できる容量は最大200MB/5,000件までだが、「auスマートパス」に加入すると最大1GB/20,000件まで保存できるようになる。このWebメールでやり取りしたメールは、基本的にケータイやスマートフォンのメーラーには同期されないので注意が必要だ。ただしWebメールの利用を開始すると、ケータイやスマートフォンで受信したEメールはWebメールの方のサーバーに自動保存され、30日分のメールは反映されるようになっているので、万が一の時にはパソコンやタブレットから過去のメールを確認できるようになっている。
迷惑メールの設定はWebメールに引き継がれるほか、Webメールからサイトにアクセスして迷惑メールの設定をすることもできる。
利用料金もかからないので、auユーザーならば万が一の事態に備えて登録しておいて損はないだろう。ただしPCメールサービスにあるような細かい機能は付いていないので、あくまで補助的な用途という点は踏まえておくべきだ。