NTTドコモ、「タイミングよく話しかけてくる」スマートフォン「AQUOS ZETA SH-01G」発売

2014年11月14日 10時00分更新


 NTTドコモは11月14日、シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS ZETA SH-01G」を発売開始した。「AQUOS ZETA SH-01G」は画面周りのフレームを限りなく細くする「EDGEST」デザインを採用したAndroidスマートフォンだ。カラーはIndigo、White、Cyan、Coralの4色。

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 5.5インチのフルHD液晶を搭載しており、「EDGEST」デザインと相まって「全身がスクリーン」のような外観を実現している。フレームが細いので大型液晶の割にコンパクトにまとめられている他、側面には握りやすいヘキサグリップシェイドを採用。デザインと実用性を両立させている。

 カメラは「RICOH GR」開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR Certified」を取得。RICOHが課すレンズや画像処理などの認定項目を全てクリアしており、高品質なカメラが保証されている。また「光学式手ブレ補正」も採用し、動画撮影時やズーム時でも手ブレしにくくなっているのも特徴だ。自撮り機能も強化しており、インカメラは複数人で一緒に撮影できる「ワイド撮影」や2秒のセルフタイマー撮影もサポート。構図をアドバイスしてくれる「フレーミングアドバイザー」、逆光時に役に立つ「リアルタイムHDR」等も前モデルから引き続き搭載されている。

 シャープのスマートフォンではお馴染みのIGZO液晶と大容量バッテリーによる抜群の電池持ちや、片手での操作をサポートするワンハンドアシスト、グリップマジックも健在。しかし本機種の最大の特徴は人工知能「ココロエンジン」を採用した「エモパー」機能だろう。

 「エモパー」はスマートフォンが「タイミングよく話しかけてくる」機能だ。電池が減ってきたら「お腹が空きました」、端末を落としたら「痛いです」など感情があるかのように喋るのが特徴だ。GPSや各種センサーにを組み合わせた「スマートセンシング」により自宅と外出時を判断。外出時は音声は鳴らずにメッセージのみを表示するようにするほか、利用シーンに合わせてメッセージを発する。なお対話機能は付いていない。「エモパー」が話す内容にはYahoo!、ウェザーニュース、ナビタイム、るるぶDATEなど様々な企業から外部データが提供されていて話す内容も多彩だ。もちろん使わないユーザーは「エモパー」自体をオフにできる。
 ポイントはユーザーが受動的に操作するだけで話しかけてくる点にある。iPhoneの「Siri」やドコモの「しゃべってコンシェル」はユーザーが能動的に操作しないと動作しないが、この「エモパー」はユーザーが操作しなくても機能を発揮する。そのため四六時中話しかけてくることがないよう、アクションを起こすタイミングは特に気を使われており、「端末を平らな場所に置く」のが起点となっている。アプリの使用中は喋りかけてこないほか、裏返しに置くことにより「エモパー」が喋るのをオフにすることもできる。
 キャラクター設定は、女性・男性・ぶたの3種類が用意されているほか、数千のセリフパターン、ユーモアのある喋り、使えば使うほど学習する機能など、ユーザーに愛着を持ってもらえるような新たな価値提案を目指しているという。

 この他には防水、おサイフケータイ(FeliCa・NFC)、赤外線通信、ワンセグ・フルセグ・NOTTV(別途同梱ケーブルが必要)、ハイレゾ、VoLTEに対応している。

「AQUOS ZETA SH-01G」
・OS:Android4.4
・CPU:MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア
・メモリ:2GB
・本体容量:32GB
・外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
・液晶:5.5インチ TFT IGZO液晶
・解像度フルHD(1920×1080)
・バッテリー容量:3300mAh
・連続待受時間:約730時間(LTE使用時)
・メインカメラ:1310万画素
・インカメラ:210万画素
・サイズ:約141(H)×76(W)×8.9(D)mm
・重量:約159g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth4.0対応
・防水、ワンセグ・フルセグ、NOTTV、赤外線通信、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC、ハイレゾ、VoLTEに対応

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