KDDI、簡単操作をウリにしたシニア向けスマートフォン「BASIO」発売開始
2015年2月13日 17時33分更新
KDDIは2月13日、同キャリアでは初となるシニア向け京セラ製スマートフォン「BASIO KYV32」を発売開始した。シニア向けを謳いつつもCPUは2.3GHzのクアッドコアを採用するなど、ハイスペックな仕上がりとなっている。カラーはゴールド、ピンク、シルバーの3色。
「BASIO」はシニア層という明確なターゲットに向けたスマートフォンであり、初めてスマホを体験するユーザーや簡単に使いこなしたいというユーザーを意識した作りとなっている。
ホーム画面は専用のものを採用し、大きなアイコンや文字によって迷わず操作できるシンプルな作りとなっている。本体正面には電話とメール専用の物理キーが配置されており、電話の着信時やメール受信時にはキーが光って通知してくれるため、従来のケータイと同じ感覚で安心して操作できる。また側面にはカメラ専用の物理ボタンも配置してあり、やはり迷わず操作が可能だ。操作に困ったときにはすぐに問い合わせが出来るよう、「auお客さまセンター」にアクセスできるアイコンも設けてある。
操作のしやすさだけでなく、通話の快適性にもこだわりをみせている。VoLTEに対応しているためクリアな音質で楽しめるのは勿論、京セラではお馴染みの機能である「スマートソニックレシーバー」によって受話部を気にすることなく、画面のどこに耳を当てても通話が聞こえるようになっている。この他にも通話の音を自分好みに調整できる「聞こえ調整」や相手の声の速度を落として聞き取りやすくする「ゆっくり通話」機能も備えている。
スペック面で見てみるとCPUには2.3GHz クアッドコアのMSM8974AB、液晶は約5インチ フルHD液晶を搭載。2014年に発売されたスマートフォンの中でも引けをとらないハイスペックな仕上がりとなっているため、性能面で不満を覚えることはないだろう。
またIPX5/IPX8の防水およびIP5Xの防塵性能に加えて、アメリカの軍事規格に準拠した耐衝撃性も備えるため、シーンを選ばずに使えるのも特徴だ。更に3000mAhの大容量バッテリーも搭載し、3日以上の電池持ちを実現させている。
アプリ面では家族だけとのSNS「wellnote」、カロリーや歩数を計測するだけでなく東海道五十三次の実際の距離を辿れる「歩数計」アプリ、またLINEがプリインストールされている。「初心者向け」スマホでは使えないこともあるGoogle Playもしっかり搭載されているので、好きなアプリも問題なく入れられる。
55歳以上の「BASIO」ユーザーを対象にした専用のプラン「シニアプラン(V)」も用意されており、月間データ容量0.7GBで月額4,280円(税別)となっている。更に55歳以上の購入者を対象に、「auスマートサポート」の加入月含む3ヶ月間の利用料金3,000円が無料になる「BASIO発売記念 auスマートサポート特別キャンペーン」も提供される。こちらの実施期間は2月13日から3月31日まで。4カ月目以降は月額380円がかかるので注意したい。
主な仕様は以下の通り。
・OS:Android4.4
・CPU:Qualcomm MSM8974AB 2.3GHz クアッドコアプロセッサ
・メモリ:2GB
・本体容量:16GB
・外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
・液晶:約5インチTFTディスプレイ
・解像度:フルHD(1080×1920ピクセル)
・バッテリー容量:3000mAh
・連続待受時間:750時間(LTE)
・メインカメラ:約1300万画素
・インカメラ:約97万画素
・サイズ:約142(H)×70(W)×10.4(D)mm
・重量:約152g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth4.0対応
・WiMAX 2+、キャリアアグリケーション、VoLTE、ワンセグ、赤外線通信に対応
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