ASUSはSIMフリースマートフォン「ZenFone 2」の国内販売を正式発表、メモリ4GBの「性能怪獣」モデルも用意

2015年4月21日 15時17分更新


4月20日、ASUSはSIMフリースマートフォン「ZenFone 2」を日本国内で販売することを発表した。5月16日より発売開始される。カラーはブラック、レッド、ゴールド、グレーの4色。

「ZenFone 2」は手頃な価格帯のSIMフリースマートフォンとして人気を博した「ZenFone 5」の後継機であり、ミドルレンジからハイスペックなモデルへと転換しているのが特徴だ。既に今年1月の「2015 International CES」にて発表されており、また海外の一部の国では既に発売開始されていたため、国内での発表が待たれていた。

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「ZenFone 2」はOSにはAndroid 5.0を搭載し、液晶は5.5インチ フルHD IPS液晶、1300万画素のメインカメラと500万画素のインカメラを備えたモデルだ。最大の特徴は性能毎に分けて3モデルを用意されている点であり、最上位モデルはインテル Atom プロセッサーZ3580(2.33GHzクアッドコアCPU)と、現行のスマートフォンでは初となる4GB RAMを搭載し、ASUSが謳うニックネーム「性能怪獣(パフォーマンス・モンスター)」にふさわしいモデルといえるだろう。

カメラ性能にもこだわりをみせ、、薄暗い場所でも鮮明に撮影できる「ローライトモード」、逆光でも詳細まで美しく写し出す「HDRモード」を搭載する他、自然な色味を残しながらも明るく撮影できる「リアルトーンフラッシュ機能」も備えている。

5.5インチと大型なディスプレイを搭載しつつも、片手で操作できるよう様々な趣向も凝らされている。ディスプレイが大型化したにも関わらず、本体サイズは前モデル「ZenFone 5」からほぼ据え置きに収まっている他、本体上部の電源ボタンを押さなくても画面をダブルタップするだけでスリープ状態から簡単に画面のオン/オフが可能になる「ZenMotion」や、片手操作がしやすくなる「片手モード」といった機能も用意されている。

様々な用途を想定したソフトも搭載されており、スマホ初心者向けの「かんたんモード」、子ども向けに使用できるアプリに制限をかけられる「キッズモード」、手袋をしたまま操作できる「手袋モード」、プライベート用と仕事用などとユーザーを切り替えて使用できるようにする「SnapView(スナップビュー)」など多彩なモードを備える。
この他にも急速充電に対応、5GBまで保存できる「ASUS WebStorage」 (永久無料版)、100GBまで保存できる「Googleドライブ」(2年間無料版)、日本語入力システム「ATOK」とソフト面でも充実していると言えよう。

SIMフリースマートフォンということで気になるのは対応周波数帯だが、国内キャリアごとに分けると次のようになる。

・NTTドコモ
LTE:800MHz、1.7GHz、2.1GHz
3G:800MHz(FOMAプラスエリアは利用不可)、2.1GHz
・KDDI
LTE:800MHz、2.1GHz
・ソフトバンク
LTE:900MHz、1.7GHz、2.1GHz
3G:900MHz、2.1GHz

性能別のモデル・価格は以下の通り。価格は税別。
・メモリ4GB、Z3580 2.33GHz、ストレージ容量64GBモデル:50,800円
・メモリ4GB、Z3580 2.33GHz、ストレージ容量32GBモデル:45,800円
・メモリ2GB、Z3560 1.83GHz、ストレージ容量32GBモデル:35,800円

◯主な仕様
・型番:ZE551ML
・OS:Android 5.0
・CPU:インテル Atom プロセッサー Z3560/Z3580(1.8/2.3GHzクアッドコア)
・メモリ:2/4GB
・本体容量:32/64GB
・外部メモリ:microSD(最大64GB)
・液晶:5.5型ワイド TFTカラータッチスクリーン IPS液晶
・解像度:フルHD(1920×1080)
・連続待受時間:約294時間(3G)、約267時間(LTE)
・連続通話時間:約1144分(3G)
・メインカメラ:1300万画素
・インカメラ:500万画素
・サイズ:約152.5(H)×77.2(W)×10.9(D)mm
・重量:約170g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)
・Bluetooth4.0対応
・ブラック、レッド、ゴールド、グレーの4色

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