スターデジタルは日本市場に向けてSIMフリースマートフォンを投入へ、10月に発売予定

2015年7月30日 12時00分更新


 7月28日、中国深センに本社を構えるスターデジタル社は、オリジナルブランド「ONE-FIVE」のSIMロックフリースマートフォンを10月より日本市場に投入すると発表した。

 スターデジタルは2011年に設立され、これまで南米やロシアを中心とするキャリアへとODMメーカーとしてスマートフォンを提供してきた実績がある。2015年4月から同社オリジナルブランド「ONE-FIVE」のSIMフリースマートフォンを中国と香港で販売しており、今年5月より日本でSIMロック解除の義務化が始まったことで日本市場の更なる成長を見込み、参入した形となる。
 「ONE-FIVE」のブランドコンセプトは「COLORFUL(多彩さ)」 「YOUNG(若さ)」 「FREEDOM(自由さ)」「FUN(歓び)」 「BELIEVABLE(信頼性)」の5つのコンセプトを1つのスマートフォンに詰め込み、快適なスマートフォンライフを提供するという想いを込めたものとしている。

 発表されたスマートフォンはハイエンドモデルである「F1」、「F1L」とミドルレンジモデルの「C1」の3機種。いずれもOSにはAndroid 5.1が採用されている。
 「F1」は5インチ フルHD液晶を搭載し、オクタコアプロセッサ(1.5GHz)、2GBのメモリ、16GBのストレージを備える。メインカメラは1300万画素、インカメラは500万画素のものを採用。バッテリー容量は2100mAh。カラーはホワイトとダークブラックの2色を用意。またSOUL Electronics製イヤホン「Mini」が標準で付属する。

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 「F1L」は「F1」の液晶を5.5インチに大型化したモデル。それに伴いバッテリー容量も2600mAhと増量されている。

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 「C1」は5インチ HD液晶を搭載し、クアッドコアプロセッサ(1.0GHz)に1GBのメモリ、8GBのストレージと控えめな性能となっている。メインカメラは800万画素、インカメラは200万画素でバッテリー容量は2000mAh。こちらもカラーはホワイトとダークブラックの2色を用意。

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 3機種とも通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。対応バンドはLTEはB1/B3/B7/B8、3GはB1/B5/B8となっている。キャリアごとにLTEの対応バンドを見てみると、ドコモはB1/B3(東名阪エリアのみ)、KDDIはB1、ソフトバンクはB1/B3/B8であるため、ソフトバンクの回線で最も有効活用できるモデルとなっている。また3GもドコモのFOMAプラスエリア(B6/B19)に対応していないので、その点も購入の際には考慮すべきだろう。

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