ドコモはWiFiを活用したO2O型位置連動情報配信システムを開発、「駅すぱあと」上で位置に連動した広告配信サービス提供へ

2016年5月25日 11時23分更新


 株式会社ヴァル研究所と株式会社NTTドコモは、ドコモが提供する公衆Wi-Fiサービス「docomo Wi-Fi」を活用したO2O型位置連動情報配信システムを共同で開発したと発表した。

 本システムは、スマートフォンなどのアプリ画面上にアプリ利用者の現在地周辺の店舗情報などを配信するものである。アプリ利用者の位置情報は、アプリ利用者の同意を得て、駅や空港、カフェなど全国約15万か所にすでに設置されているdocomo Wi-Fiのアクセスポイントに基づいて推定される。ドコモのジオフェンシングAPIとヴァル研究所の広告配信技術を組み合わせることにより、従来のアプリ上の情報配信システムとは異なり、屋内外や地下を問わずアプリ利用者の現在地を推定し、場所に応じた情報を配信することが可能となった。

 今後ヴァル研究所は、本システムを様々な事業者へ提供するとともに、ヴァル研究所が提供する乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」上で、本システムを活用した広告配信サービスを開始する予定であるという。本システムが乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」に採用されることにより、アプリ利用者は外出先で現在地周辺の情報をタイムリーに取得することが可能となるであろう。

【docomo Wi-Fiを活用したO2O型位置連動情報配信システム概要】

1. 利用方法
 Wi-Fi機能をONにしたスマートフォンを保有した利用者が、docomo Wi-Fiのアクセスポイントの圏内にいる状態で、O2O型位置連動情報配信システム対応のアプリを起動すると、アプリ画面上に現在地周辺の店舗情報などが配信される。

2. 利用イメージ
docomo Wifio2o利用イメージ
  
  

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