MMDLabo株式会社は6月29日に発表したスマートフォンカメラの利用に関する調査の続編として、「スマートフォンカメラの画質比較調査」を実施し、その結果を発表した。
本調査は、第1弾のスマートフォンカメラの利用に関する調査で、スマートフォンユーザーがよく撮影するシーンとして上位だった「人物、風景、料理の写真」やうまく撮影できないシーンとして上位だった「夜景、逆光」、そしてスマホカメラに求める機能で上位だった「ズームしても画像が荒くならない機能、暗がりでもキレイに撮れる機能」といったユーザーが気になるシチュエーションをベースに当研究所で撮影し、それをブラインドテスト(メーカー名やブランド名を伏せて行なうテスト)で最もキレイに撮影されていると思うものを選択させたものである。調査端末は、利用率の高い上位5ブランドの最新最上位機種、AQUOS ZETA SH-04H、arrows NX F-02H、Galaxy S7 edge SC-02H、iPhone 6s、Xperia X Performance SO-04Hにて行った。
結果は以下の通りである。
■ スマートフォンカメラの画質比較調査
各シチュエーションで獲得した票数の平均値を出したところ、最も票を得たのはGalaxy S7 edgeで、12シーン中5シーンで1位を獲得し、平均983票。次いでXperia X Performanceが平均597票、AQUOS ZETAが平均500票、arrows NXが平均330票、iPhone 6sが平均264票という結果となった。
最も票数の多かったGalaxy S7 edgeは第1弾調査(※1)でうまく撮影できないシーンとして挙がった「逆光写真」や「夜景」や「暗がりでの自撮り写真」の評価が高かった。次いで票数の多かったXperia X Performanceは、よく撮影するシーンで上位として挙がった「料理の写真」の他、「花火の写真」での評価が高い。AQUOS ZETAは、「昼の屋外でのズーム撮影写真」「夜のレストランの人物撮影写真」といったスマホカメラに求める機能で上位に挙がった項目で高評価を得た。
※1「スマートフォンカメラの利用に関する調査」2016年6月29日発表
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1578.html
【調査概要】
「スマートフォンカメラの画質比較調査」
・ 調査期間:2016年6月25日~6月30日
・ 有効回答:2,675人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:スマートフォンを所有している15歳~54歳までの男女
・ 設問数:12問
・ 写真撮影端末
【A】AQUOS ZETA SH-04H アウトカメラ画素数:2260万画素 インカメラ画素数:500万画素
【B】arrows NX F-02H アウトカメラ画素数:2150万画素 インカメラ画素数:240万画素
【C】Galaxy S7 edge SC-02H アウトカメラ画素数:1220万画素 インカメラ画素数:500万画素
【D】iPhone 6s アウトカメラ画素数:1,200万画素 インカメラ画素数:500万画素
【E】Xperia X Performance SO-04H アウトカメラ画素数:2300万画素 インカメラ画素数:1320万画素
・ 写真撮影
カメラの設定は、初期設定のオートモード
アスペクト比は4:3を選択
各端末それぞれ4:3の中の最大ピクセル数を選択
インカメラ撮影時カメラから被写体までの距離は全てオレンジ色の服の女性の腕を最大限に伸ばした状態
ズームはそれぞれの端末の最大限のズームで行った
■今回調査した全設問
・ 次のAからEの画像の内、最もキレイに撮影されていると思うものをひとつだけ選んでください。
【A】AQUOS ZETA SH-04H 【B】arrows NX F-02H 【C】Galaxy S7 edge SC-02H
【D】iPhone 6s 【E】Xperia X Performance SO-04H