マイクロソフトの純正タブレット「Surface 3」が発売開始、国内キャリアではワイモバイルのみ取扱い

2015年6月19日 15時29分更新


 6月19日、MicrosoftはWindowsタブレット「Surface 3」の発売を開始した。個人向けには4G LTEモデルのみが販売され、Wi-Fiモデルは法人向けのみの販売となっている。

 「Surface 3」のWi-Fi版は既にアメリカなどでは発売されていたが、4G LTEモデルの販売は日本が世界初となる。価格は容量64GB・メモリ2GBのモデルが8万1800円(税抜、以下同)、容量128GB・メモリ4GBモデルが9万1800円。全国の家電量販店とマイクロソフトのオンラインストア、またキャリアではワイモバイルにて販売され、ワイモバイルではSurface3専用の料金プランが用意される。また法人向けモデルはソフトバンクが扱うことになっている。

 「Surface 3」はOSにWindows8.1、液晶は10.8インチ(1920×1280ドット)、CPUにはAtom x7(1.6Ghz、クアッドコア)を搭載し、軽さ、薄さ、駆動時間を追求したタブレットだ。重量は約641g、薄さは8.7ミリながら、バッテリー駆動時間は最大約10時間のビデオ再生を可能としている。また「Surface」シリーズは別売りのキーボード付きカバーを使うことでノートパソコンのように扱えるのが特徴だ。「Office Home&Business PremiumプラスOffice 365サービス」も付属しているため、WordやExcelといったOfficeソフトも別途購入する必要がなく使用でき、また次期OSであるWindows 10への無償アップグレードも保証されている。

 メインカメラは800万画素、インカメラは350万画素のものを搭載し、外部ストレージは最大128GBのmicroSDカードに対応。この他、Dolbyサウンド搭載のステレオスピーカー、3段階に調整可能なキックスタンド、USB3.0端子、Mini DisplayPort等を備える。別売りのオプションとしてキーボード兼カバーである「Surface 3 Type Cover」が1万5680円、Surfaceへ紙に書くような感覚でメモすることができる「Surfaceペン」が5980円、外部端子を拡張する「Surface 3ドッキングステーション」が2万3680円、「Surface 3スクリーンプロテクター」は5980円で用意されている。

 通信面ではIEEE 802.11a/b/g/n/acで、Bluetooth 4.0に対応。国内の対応周波数はソフトバンクの通信に最適化されており、LTEは2.1GHz(Band1)、1.7GHz(Band3、900MHz(Band8) 、3Gは2.1GHz(Band1)、900MHz(Band8)に対応する。ただしSIMロックフリーとなっているので他キャリアのSIMカードも使用可能ではある。

 ワイモバイルで購入する場合は回線契約とセットで購入することで分割払いができるメリットがある。また7月末までに回線契約とセットで購入した場合、スマホプランL/Sにおいて月額基本料金が3ヶ月間無料になるキャンペーンが実施される。スマホプランLの場合、タブレット割引が適用されることで36ヶ月目まで月額3,696円。プランSの場合、同割引適用で36ヶ月目まで月額980円となっている。
 

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