ドコモとKDDIは「Xperia Z4 Tablet」の発売を開始、10インチタブレットでは世界最薄・最軽量を実現

2015年7月20日 12時23分更新


 NTTドコモとKDDIはソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidタブレット「Xperia Z4 Tablet」の販売を開始する。NTTドコモの型番は「XperiaTM Z4 Tablet SO-05G」で7月17日発売、KDDIは「Xperia Z4 Tablet SOT31」で7月18日発売となっている。

 「Xperia Z4 Tablet」は10インチ以上のタブレットでは世界最薄・最軽量を謳っており、厚さ6.1mm、重量393gと非常に扱いやすい設計となっている。また前モデル「Xperia Z2 Tablet」より額縁を左右約30%、上下約17%を削減し、大幅な小型・軽量化がなされている。またIPX5/8・IP6Xの防水・防塵性能に対応するため幅広いシーンで活用できる。

 液晶は10.1インチ WQXGA(2560×1600)液晶を搭載。Live Color LEDを採用した「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用しているため微妙なニュアンスの色まで描き出すことができ、解像エンジン「X-Reality for mobile」によって低解像度の映像も鮮やかに再生することが可能だ。
 CPUには2GHzクアッドコア+1.5GHzクアッドコアのオクタコアプロセッサを搭載。OSにAndroid5.0を搭載することで64bit対応となり、従来よりもサクサクした動作を実現している。

 音楽再生面の機能も強化。ハイレゾ音源の再生に対応するのは勿論、mp3などの圧縮音源の音質を向上させる「DSEE HX」や、Bluetooth接続で音楽再生する際に従来よりも最大約3倍の情報量を伝送できるソニー独自のコーデック「LDAC」、デジタルノイズキャンセリング機能もサポートする。

 2in1タブレットとしての用途も想定されており、専用のBluetoothキーボード「BKB50」を活用することでノートPCのような感覚で使用することができる。「BKB50」を接続すると専用のクイックアプリランチャーが起動してPCのような操作感を実現するだけでなく、タッチパッドを搭載するため画面をタッチせずとも操作が可能となっている。また「Microsoft Office for Android Tablet」もプリインストールされている。

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 この他ワンセグ/フルセグやPS4のリモートプレイにも対応する。

 ドコモ版とKDDI版の違いとなるが、まずドコモ版はPREMIUM 4Gに対応し受信最大225Mbpsとなっている他、VoLTE、NOTTVをサポートする。KDDI版は音声通話に対応しないものの、WiMAX 2+をサポート。また「auシェアリンク」に対応するため、KDDIのスマートフォンと容易に連携して使用することができる。

 価格はドコモ版が一括価格で93,312円、月々サポートを適用することで実質負担額は34,344円となる。KDDI版は一括価格で92,880円、毎月割を適用すると実質負担額は44,280円となっている。

 主な仕様は以下の通り。
・OS:Android5.0
・CPU:MSM8994 2.0GHz+1.5GHz オクタコア
・メモリ:3GB
・本体容量:32GB
・外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
・液晶:10.1インチ TFT液晶
・解像度:WQXGA(2560×1600)
・バッテリー容量:6,000mAh
・連続待受時間:
 ドコモ:約930時間(LTE)
 KDDI:約920時間(LTE)
・連続通話時間:約990分(LTE利用時、通話機能はドコモ版のみ)
・メインカメラ:810万画素
・インカメラ:510万画素
・サイズ:約167(H)×254(W)×6.1(D)mm
・重量:約393g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth v4.1
・防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP5X)に対応
・カラー:ホワイト、ブラック

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