ハイテクインター、ドコモ/ローカル5G対応の小型軽量産業用5Gルータ発売

2023年8月15日 10時10分更新


産業用のネットワーク・映像機器を開発販売するハイテクインター株式会社は、NTT docomo/ローカル5G対応の小型軽量産業用5Gルータ[HW5G-3100-SSD]を2023年8月より発売開始した。

新機能2×2MIMO(ツーバイツーマイモ)により、従来比2倍の高画質高速アップロードを実現、大容量で低遅延の通信が可能だ。小型軽量と広い動作温度で、ロボット・ドローン・重機・トラクターなど様々な産業用機器の遠隔監視・制御/自動操縦に幅広く活用できる。

最近、ドローンやロボットからの映像伝送の需要が増加している。ただし、ドローンへの装置は軽量でコンパクトであることが重要だ。また、映像伝送だけでなく、操縦用の無線通信も高速で低遅延で行えなければ、監視や制御が不完全となる。これまでの製品は大きくて映像伝送よりも操縦用の無線通信に特化しており、ドローンやロボットの遠隔監視や制御には適していなかった。

そこで、小型軽量のNTT docomoの5G/LTE及びローカル5G対応の産業用ルータ[HW5G-3100-SSD]を2023年8月に発売開始した。Softbankとau対応版については、年内リリース予定だ。

このルータは、NTT docomoの5G/LTEおよびローカル5Gに対応しており、2.5Gbpsのイーサネットポートを備え、高速で大容量かつ低遅延の通信が可能だ。特に産業用ルータとして珍しく、2×2MIMO(ツーバイツーマイモ)の高速アップリンクに対応しており、従来の2倍の速さで高画質の映像をアップロードできる。

ルータのサイズは名刺入れの半分程度でコンパクトであり、DC5~32Vで駆動されるため省電力。さらに、広い動作温度範囲(-30~+60℃)で耐久性に優れており、屋外設置にも適している。

展示会では、主要な通信会社やキャリアから多くの問い合わせがあり、ドローン、ロボット、重機、バス、産業用の自動トラクター、建機などの自動操縦や監視制御に関心を示す声が多く寄せられた。

活用シーン

ドローン、ロボット、重機、バス、産業用の自動トラクター、建機などの自動操縦や監視制御

小型軽量産業用5Gルータ[HW5G-3100-SSD]の特長

・ローカル5G対応
・NTT docomo 5G/LTE対応
 ※Softbankとau対応版については、年内リリース予定
・2.5Gbpsのイーサネットポート搭載
・2x2MIMO対応で高速アップリンクを実現
・-30~+60℃の広い動作温度
・軽量・小型筐体(77.4 x 68.5 x 26mm)
・省電力/DC5~32V駆動
・シンプルなGW機能搭載(ポート転送、DHCPサーバー、DDNS、NTPクライアント)
 ※防水仕様ではない

製品詳細ページ:https://hytec.co.jp/products/router/hw5g-3100-ss.html

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