宮古島でIoTを活用したマンゴー栽培、KDDIなど実証実験

2017年3月24日 12時17分更新


 沖縄セルラー、KDDI、スカイディスク、国立大学法人琉球大学は4月より、宮古島のマンゴー農場長北ファーム内で、IoTを活用したマンゴー栽培の実証実験を開始する。
 実証実験では、IoTを活用することで、マンゴーハウス内の異常高温や低温、乾燥、高湿度、日照不足、生育不足といった栽培状況を監視できるほか、マンゴーハウス内の状況に応じてLED補光や二酸化炭素の局所添加で補い、マンゴーの栽生育不良の改善、増収、栽培期間の短縮化を目指す。
 
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 今回の実証実験では、スカイディスクが提供するIoTセンサーデバイス「SkyLogger」によりマンゴーハウス内の異常高温や低温、乾燥、高湿度、日照不足などのデータ観測を行い、沖縄セルラーは日照不足の問題をLEDや反射シートを使って補光するシステムの開発実験を行う。
 そして、KDDIが、LPWAネットワークのひとつである「LoRaWAN」のエリア化とネットワークの運用を行い、今回の実証実験で取得するデータを今後のIoTサービスに活用するためのプラットフォームを構築するほか、琉球大学が、光合成のタイミングでの二酸化炭素 (CO2) の局所添加による技術によるマンゴーの栽培の促進向上を目指す。
 
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