スマートフォン利用、40代と50代の間で使い方の差が浮き彫りに

2014年7月4日 11時09分更新


・スマートフォンの利用について「ゲーム」、「音楽」、「買い物」、「SNS」機能で40代以下と50代以上に格差
・利用・閲覧するサイトおよびアプリのジャンル、ほぼ全てのジャンルで50代以上で利用数が大きく減

 
 
 楽天リサーチ株式会社はスマートフォン利用に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

 スマートフォンの利用機能について聞いたところ「電話」「メール」の機能はどの世代も多数が使っており「地図・ナビの利用」、「LINE等の無料コミュニケーションサービス」も年代別の差は比較的小さかった。一方「ゲーム」、「音楽を聞く」、「買い物をする」、「SNS」の機能においては、50代以上でユーザーが顕著に減っており、40代以下と50代以上の格差が浮き彫りとなった。

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 スマートフォンでよく利用・閲覧するサイトやアプリのジャンルについて聞いたところ、ほぼ全ての項目において、40代以下と50代以上の利用数に大きな差が見られた。特に「ブログ」、「つぶやき系」、「動画サイト」、「ショッピング」、「店舗情報」においては、40代と50代に15ポイント以上の差があった。

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 スマートフォンを利用している際に不便だと感じる点については、全体では「文字入力がしにくいから(53.3%)」、「電池消費が早い(50.8%)」、「画面が小さいから(48.1%)」という結果となった。また、年代別でみると、年代が上がるにつれ「文字が見にくい」、「画面が小さい」などの視覚的な問題により不便を感じているユーザーが多かった。

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 スマートフォンに関しては、40代と50代との間でその利用形態に総じて大きな差があるようだ。ただスマートフォンについては、端末の機能そのものよりも、アプリを含めた、その具体的な利用形態の広がりに魅力があると言える。50代のユーザーに魅力があるアプリがあれば、スマートフォンに対する満足度も高まるかもしれない。そういった意味では、ハード・ソフト両面でアプローチすることで、最大のボリューム層を獲得出来る可能性がある。

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