2014年第2四半期の国内クライアントPC出荷台数、前年同期比19.1%増に

2014年8月26日 10時18分更新


・2014年第2四半期の国内クライアントPC出荷台数は、395万台、前年同期比17.3%増

・ビジネス市場は227万台、前年同期比19.1%増、家庭市場は168万台、同比15.1%増

 
 
 IDC Japan株式会社は日本国内におけるクライアントPC市場出荷実績値について発表した。同調査によると、2014年第2四半期(4月~6月)の国内クライアントPC出荷台数は、ビジネス市場が227万台、前年同期比19.1%増、家庭市場は168万台、同比 15.1%増。計395万台、同比17.3%増となった。

 ビジネス市場でXPサポート終了に伴う買い替え需要が2014年第2四半期の少なくとも4月、5月まで続いたこと、消費増税前の駆け込み需要により家電量販の倉庫の在庫が一掃され、普段より多めの出荷が可能となったことから2014年第1四半期(1月~3月)に続き、2014年第2四半期のPC出荷台数も前年同期比でプラス成長となったようだ。

 各メーカー別の数字は以下のとおり。

【NEC レノボ グループ】ビジネス市場で前年同期比9.9%増、家庭市場では同比26.9%増、全体では16.9%増

【富士通】ビジネス市場で前年同期比32.8%増、家庭市場では同比38.6%増、全体では35.0%増。

【Dell】ビジネス市場で前年同期比28.4%増、家庭市場では同比40.7%増、全体では30.6%増。

【東芝】ビジネス市場で前年同期比40.0%増、家庭市場では同比15.3%増、全体では25.7%増。

【HP】ビジネス市場で前年同期比12.8%増、家庭市場では同比177.1%増、全体では31.5%増。

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 全体の需要増加に伴い、各社数字を伸ばしたようだ。今後は特に家庭市場ではフォローが充実したメーカーこそが生き残ると思われる。またスマホの大型化で、タブレットのみではなくPCの地位さえも脅かす存在になってきている。各社の戦略が生き残りに大きく左右される、目の離せない状況が続く。

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