2014年9月の携帯電話国内出荷台数は5ヶ月ぶりプラスに、背景には好調なフィーチャーフォン需要
2014年11月18日 14時29分更新
11月12日、電子情報技術産業協会(JEITA)は国内メーカーによる移動電話(スマートフォン、フィーチャーフォン、PHS)の2014年9月における国内出荷台数を発表した。2014年9月の国内出荷台数は197万4千台、前年同月比98.7%と、5ヶ月連続のマイナスとなっている。そのうちスマートフォンは59万4千台で前年同月比74.6%、単月のスマートフォン比率は30.1%となった。
スマートフォン・フィーチャーフォンを合わせた携帯電話は182万4千台と、好調なフィーチャーフォン需要に伴って国内出荷台数は前年同月比102.3%と5ヶ月ぶりにプラスとなっている。公衆用PHSは150万台で前年同月比69.1%。
先月より大幅に改善したものの、やはり前年同月比でみると低調な傾向が続いている。キャッシュバック合戦が最後に加熱した6月を最後に、スマートフォン比率は3ヶ月連続で3割台が続いている。一方でスマートフォン・フィーチャーフォンを合わせた携帯電話でみてみると前年同月比が5ヶ月ぶりにプラスになっているのは興味深い。フィーチャーフォンは法人や高齢者向けに着実なニーズを掴んでいると思われる。
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