2015年タブレット出荷台数は前年比8.4増に、Windows OS搭載モデルが急成長

2016年3月8日 14時06分更新


 MM総研は2015年(2015年1月~2015年12月)の国内タブレット端末出荷台数の調査結果を発表した。総出荷台数は前年比8.4%増の943万台で5年連続の成長となっている。

 内訳を見てみると、Wi-Fiモデルが2013年をピークに2年連続で減少している一方、キャリアのネットワークを利用するセルラーモデルが好調に推移しており、MVNOのシェア拡大に合わせてSIMフリータブレットの需要が拡大しているのが好調の要因のようだ。

DN20160308002_001

 メーカー別シェアではAppleが378万台、シェア41%で1位を獲得した。これで6年連続の1位となったものの、昨年より1万台台数が落ちており、シェアも3.5ポイント減少しているという。以下、2位ASUS、3位Huawei、4位富士通、5位マイクロソフトと続いている。

 OS別シェアでは、前年比9.9%増となる435万台、シェア46.2%でAndroidが2年連続で1位を獲得。2位はiOSで同0.3%減となる378万台、シェア40.1%に。3位のWindowは同36.6%増でシェア13.7%と大幅に増加してきている。

DN20160308002_002

 MM総研は今後のタブレット市場について、キャリアのタブレット販売施策の強化、MVNOサービスとの相乗効果によるSIMフリータブレットの増加を更なる市場拡大に向けたポイントとして挙げている。また法人向けについてはWindowsタブレットの拡大、会員向けサービスや教育・高齢層など特定ターゲット向けB2B2Cモデルの広がりが期待されるという。

関連カテゴリー